[画像1]【菱川師宣記念館で企画展「浮世絵に描かれた日本の妖怪たち」が開催中】​現在、菱川師宣記念館で企画展「浮世絵に描かれた日本の妖怪たち〜振り向けばもののけの夏」が開催中だ。 怖いけれど、どこかユーモラスな
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【菱川師宣記念館で企画展「浮世絵に描かれた日本の妖怪たち」が開催中】

現在、菱川師宣記念館で企画展「浮世絵に描かれた日本の妖怪たち〜振り向けばもののけの夏」が開催中だ。 怖いけれど、どこかユーモラスな妖怪を描いた浮世絵を100点、紹介している。

日本人は古来より、目に見えないものや、得体の知れないものを「もののけ」として捉えてきた。 「江戸時代に入ると、江戸っ子たちは怖いもの見たさで、もののけを妖怪というキャラクターにし、怖さを面白がっていた」と学芸員の笹生浩樹さんは解説する。

今回の見どころの一つは、妖怪絵を得意とする月岡芳年の作品だ。 芳年は幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師で、劇画のような画風が特徴。 躍動感のある筆致で、見るものを魅了する。

さらに、歌舞伎役者を描いた役者絵も展示されており、妖怪を扱った歌舞伎の演目も知ることができる。 「実は、夏に妖怪ものを流行らせたのが歌舞伎なんです」と学芸員の笹生さん。 「有名な歌舞伎役者が夏休みをとっている間に妖怪ものを上演したら、たまたまヒットしたというのが始まりです」と話す。

7月21日と8月11日の午後1時半からは学芸員によるギャラリートークもある。 9月23日まで開催している。

・開館時間
9時00分から17時00分まで(入館は16時30分まで)

・休館日
月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
年末年始(12月29日から1月3日まで)

・入館料
一般・大学生 500円(400円)
小・中・高校生 400円(300円)
※( )内は団体20名以上の料金

・アクセス
電車:JR内房線保田駅 または安房勝山駅下車 徒歩15分
車 :高速富津館山道路 鋸南保田ICより5分 国道127号沿い 道の駅きょなん内