「カムイ」とは、アイヌの言葉で自然や動物などに宿る「神・霊的な存在」を意味し、なかでも「水のカムイ」は水に宿るカムイとして、豊かな水の恵みと人との関わりを象徴しています。
「水のカムイ観光圏」は“水の神”が宿る風土の中で、湿原・湖・火山・アイヌ文化が織りなす大地の物語をご体感いただけるエリアです。
日本最大の湿原である釧路湿原では、特別天然記念物タンチョウが生息する雄大な景観と、木道や遊歩道を歩きながら四季折々の自然観察をお楽しみいただけます。
次に、阿寒湖は世界で唯一の大型球状マリモ群生地として知られ、マリモの生態を学べる施設や、阿寒湖温泉、阿寒湖アイヌコタンを通じて水とともに受け継がれてきたアイヌ文化に触れていただけます。
そして摩周湖では、「摩周ブルー」と呼ばれる深い青の湖水と、世界最高クラスの透明度を誇る神秘的なカルデラ湖の景観が、訪れる方を静かに迎えます。
近隣の屈斜路湖や硫黄山では、湖畔の温泉や噴気地帯など、火山と水が生み出すダイナミックな自然の表情もご覧いただけます。
「水のカムイ観光圏」でしか出会えない水と大地、そして文化の物語を、心を込めてご紹介いたします。