人混みを避けるため、先週、四国霊場第八十八番札所である大窪寺に紅葉を見に行ってきました。例年11月中旬には、境内の大イチョウはすでに葉を落とし、広々とした庭と静かな雰囲気だけが残っているはずでした。しかし、今年は暖冬の影響で、黄金色のイチョウの葉がまだ高く枝に茂り、半分は緑色のモミジもひっそりと赤く染まり、荘厳で静かな寺院に暖かい色彩をまとわせているかのようです。そよ風が吹くと、落ち葉が軽やかに舞い、空気中には秋特有の爽やかさと静けさが漂い、思わず足取りを緩め、この瞬間の穏やかさと生命力をじっくりと感じさせてくれます。
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