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動画記事 4:54
日本各地で古くから継承されてきた職人技が込められた「伝統的工芸品」とはどんなもの?日本国内に数ある芸術的な「伝統的工芸品」の匠の技をチェック!
伝統文化 伝統工芸 歴史- 92 回再生
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伝統的工芸品を紹介する動画をチェック! こちらの動画は「伝統工芸 青山スクエア」による「伝統的工芸品「匠の技」伝統工芸 青山スクエア」です。 伝統的工芸品とは、各地の職人が匠の技で手作りする伝統的技術または技法のことをいい、英語では「Traditional crafts」と呼びます。 「伝統工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」で定められており2020年2月時点で指定されている品目は230品目です。 多くの伝統的工芸品の技術は、時代を超えて100年以上継承されてきました。 伝統的工芸品産業振興協会による伝統的工芸品の全国大会「KOUGEI-EXPO」は、2020年には京都を舞台にオンラインで開催されました。 動画で紹介されている伝統的工芸品とは? 写真:陶芸 伝統的工芸品とは長年受け継がれている技法で作られる工芸品のことで、製造過程の主要部分が手作りなのが特徴です。 伝統的工芸品は、さまざまな工芸品のことを指す伝統工芸品とは少し意味が違い、国によって明確に指定された品目のみを指します。 伝統的工芸品にほかにも以下のような条件があります。 ・日常生活に使われるアイテムであること ・一定の地域で産地を形成していること ・伝統的に使用されてきた原材料を使っていること ・伝統的技術または技法を使っていること 動画で紹介されている伝統的工芸品の分野とは? 写真:職人が作る手漉き和紙 伝統的工芸品の分野は以下のように分類されています。 ・織物 ・染色品 ・その他繊維品 ・陶磁器 ・漆器 ・木工品 ・竹工品 ・金工品 ・仏壇 ・仏具 ・和紙 ・文具 ・石工品 ・貴石細工 ・人形 ・こけし ・その他工芸品 動画で紹介されている伝統的工芸品の種類とは? 写真:津軽焼のお盆 こちらの動画に紹介されているのは、以下の伝統的工芸品です。 ・青森の「津軽塗」 [動画: 0:32~] ・大分の「別府竹細工」 [動画: 1:18~] ・島根の「石州和紙」 [動画: 2:01~] ・兵庫の「丹波立杭焼」 [動画: 2:42~] ・神奈川の「鎌倉彫」 [動画: 3:22~] ・石川の「山中漆器」 [動画: 4:05~] 日本国内にはほかにも多くの伝統的工芸品があります。 伝統的工芸品の紹介動画まとめ 動画には、フォトジェニックな雰囲気の伝統的工芸品がたっぷりと紹介されています。 動画で紹介されているような伝統的工芸品の多くはウェブショップ・オンラインショップでも購入できます。 日本の歴史と伝統が詰まった工芸品は実際に体験することができるのもあります。 気になる工芸品があれば是非チェックしてください。 【公式ホームページ】伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/ -
動画記事 5:36
外国人も虜にする兵庫県の伝統芸能「淡路人形浄瑠璃」を堪能!初心者が知りたい「淡路人形浄瑠璃」の歴史や醍醐味、見どころをたっぷり紹介!
伝統文化- 159 回再生
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伝統芸能「淡路人形浄瑠璃」の初心者向け動画をご紹介! 今回は「淡路人形座」が公開した「淡路人形浄瑠璃って何やろ?」をご紹介します。 こちらは、日本の伝統芸能である人形浄瑠璃の初心者向け動画です。 人形浄瑠璃は、日本の大衆向けに作られた伝統芸能。 淡路人形浄瑠璃について詳しく解説されている動画をチェックして、日本ならではの魅力的な文化に気軽に触れてみましょう。 動画では0:25より淡路人形協会理事長の正井良徳さんが淡路人形浄瑠璃についてわかりやすく説明されています。 動画で紹介されている伝統芸能「淡路人形浄瑠璃」とはどんな文化? 画像引用 :YouTube screenshot 兵庫県の淡路島では今から約500年も前、日本が江戸時代だった頃から人形芝居が上演されていました。 歴史ある淡路人形浄瑠璃はもともと、西宮のえびす神に神事として奉納されていたという文化があります。 人形浄瑠璃は文楽とも呼ばれる舞台芸術文化で、動画の2:09からご覧になれる浄瑠璃語りの義太夫、音楽を奏でる三味線弾き、そして動画の3:08から紹介されている人形遣いの三者で物語を演じます。 淡路人形浄瑠璃の人形は、3人の人形遣いの手によって、まるで生きているかのように自在に動かされます。 淡路人形浄瑠璃の人形遣いは男性だけではなく、女性の座員も数多く活躍しています。 動画で紹介されている伝統芸能「淡路人形浄瑠璃」の魅力とは 画像引用 :YouTube screenshot 淡路人形座は、淡路人形浄瑠璃を常設でご覧になれる文化施設です。 淡路島は「国生み神話」に残る歴史あるスポットで、淡路人形浄瑠璃にはこの神話にちなんだ「戎舞(えびすまい)」という演目があります。 淡路人形浄瑠璃には、早変わりや大道具返しといった独特の演出方法があり、よりダイナミックな伝統芸能の劇を楽しむことができます。 近年では淡路人形浄瑠璃は日本だけでなく海外からも注目されています。 淡路人形座では海外公演の巡業を行なうなど、日本伝統芸能文化のさらなる普及に努めています。 日本伝統芸能「淡路人形浄瑠璃」の紹介動画まとめ 画像引用 :YouTube screenshot 動画には、伝統的な淡路人形浄瑠璃文化の魅力や特徴が余すことなく紹介されています。 日本独自の伝統芸能である淡路人形浄瑠璃は、ぜひ一度はご覧になっておくべき文化といえるでしょう。 鳴門海峡のうずしおで有名な淡路島に訪れるなら、淡路人形浄瑠璃館や淡路人形浄瑠璃資料館、淡路人形座へぜひ立ち寄ってみましょう。 【公式ホームページ】淡路人形座: トップページ https://awajiningyoza.com/ -
動画記事 1:11
3年ぶり「福男2023」誕生の瞬間を動画で!毎年注目を集めている兵庫県の西宮神社の開門神事が復活!
ニュース 伝統文化 祭り・イベント- 116 回再生
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西宮神社「福男選び」2023動画紹介 今回は『神戸新聞社(kobedigital)』さん制作の『3年ぶり開催!西宮神社「福男選び」 一番福は神戸の22歳大学生』という動画を紹介します。 毎年、西宮神社(にしのみやじんじゃ)において、十日えびすに行われている注目の神事があります。それが「開門神事福男(かいもんしんじふくおとこ)選び」です。 令和に入ってから西宮神社で行われた福男選びはわずかに1回。その神事がいよいよ帰ってきました。例年は1500人近くの参加者が集まる一大行事でしたがコロナ禍によって2年間中止となったため、福男選びが行われるのは実に3年ぶり。まずは動画で、3年ぶりに行われた2023年福男選びの様子をご覧ください。 2023年の福男はどんな人? 画像引用 :YouTube screenshot 先着1200人の中から約108人が「前列組」に。開門直前には、3年ぶりの開催を祝い「祝復活」と書かれた幕が掲げられていました。 2023年1月10日午前6時、太鼓の音を合図に表大門が開門。すると一斉に参加者が境内になだれ込み、勢いよく走り出します。 【動画】0:02~ 「祝復活」の幕 開門直後からいち早く抜きんでた男性が、立ちはだかる難所もかわして本殿に到着! 2023年の福男に選ばれました。 【動画】0:45~ 2023年福男誕生の瞬間 2023年の西宮神社の福男の選ばれたのは、兵庫県神戸市出身の大阪商業大学の硬式野球部に所属する22歳の男性。50メートル走5.9秒の記録を持っているそう。 インタビューでは、「運がよくてこの場に立てているので、みなさんにこの運を分け与えられるような1年にしたい」と語っています。 【動画】0:50~ 一番福・二番福・三番福を授かった3名 二番福は、兵庫県西宮市の25歳の公務員の男性、三番福は、大阪府岸和田市の大学1年生の男性が授かりました。 ちなみに、2020年に開催された西宮神社の福男選びでは、13回連続で参加している30代男性の体育教師が令和初の一番福を授かりました。ちなみに平成最後の福男は20代の消防士の男性でした。 福男選びが行われるのはいつ?どこの神社? 写真:兵庫県・西宮神社 開門神事福男選びが行われるのは、兵庫県西宮市にある西宮神社。2021年と2022年はコロナウイルス感染症拡大の影響により中止されていましたが、2023年の開門神事は3年ぶりに行われ大いに賑わいました。 例年、西宮神社の福男選びは、「十日えびす」というえびす神(通称えべっさん)を祀る大祭期間中の1月10日本戎(ほんえびす)に開催。1月9日の夜12時に表大門(赤門)が閉ざされ、10日の午前6時に開門されます。参拝一番乗りとなる福男を目指して多くの人が境内を疾走します。 3年ぶりの開催となる西宮神社の福男選びは、人数制限がかけられ、抽選に参加できる人数は1500人から1200人に。ニュースなどでは男性が走る姿が目立ちますが、女性も参加することができます。女性が福を授かった場合は「福女」となるのだそう。 えびす宮総本社「西宮神社」の歴史をひもときます! 写真:えべっさん 福の神として崇められている全国各地のえびす神社(蛭子神(ひるこがみ)系)の総本社である西宮神社。その起源は、もともと大阪湾の神戸・和田岬沖から出現した御神像を、漁師が祀っていましたが、ご信託により西宮に遷し祀られたということです。 本殿は三連春日造(さんれんかすがづくり)という珍しい構造で、国宝にも指定されている美しい建物です。江戸幕府4代将軍である徳川家綱公により寄進されました。戦争時に空襲による火災で焼けてしまいましたが、見事に復興され現在の姿に。 本殿後方の境内に広がる緑の美しい森はえびすの森と言い、兵庫県指定の天然記念物となっています。自然と悠久の歴史文化に触れられる素晴らしい神社です。 福男選びのコースや難所、タイムを解説! 写真:兵庫県・西宮神社の表大門 西宮神社の福男選びは赤門から本殿までの石畳の参道、約230メートルのコースを駆け抜ける十日えびすの一大イベント。例年多くの応募者が福男を目指し、疾走しますがコースの中にある難所の前に散っていくことが多いようです。 多くの参加者をふるいにかけている難所の一つが、赤門から伸びる直線の先にある「天秤カーブ」。ここを曲がり切れずに脱落する参加者がいるのがテレビの映像などでも見かけます。 過去の西宮神社の福男選びのタイムが気になるところですが、計られていないそうです。広報担当者によるとタイムは30秒前後なのだそう。開門と同時にあっという間に福男は決まってしまうということになります。 福男になると何かもらえる?何をするの?という素朴な疑問にお答えします! 写真:十日えびすの授与品・福笹 西宮神社の開門神事で福男に選ばれたらどのようなことがあるのでしょうか? まず、えびす様の御神像と証書の授与。そして、えべっさんのお米やお酒、八喜鯛(やきだい)、えびす面、法被などが贈られるそうです。 また、神社のお祭りや神事に福男として参加することになります。2月には神社の餅つき、6月の御輿屋(おこしや)祭、9月の西宮まつりに参加。他にも企業の催しなどにも呼ばれ、その年の福男として皆さんに福を届けます。 福男選びの参加方法やルールは? 西宮神社の福男選びの参加方法は、とてもシンプル。ただ参加するだけであれば、午前6時のスタートに間に合うように表大門に集合するだけです。 しかし、本気で福男を目指すなら、事前にくじ引きを行う必要があります。くじ引きは1月9日の22時から受付が始まり、1月10日の午前0時に行われます。受付時に「福男になった際には、神社の行事に優先して参加する」ことに了承の意を示す「参加者心得書」にサインをします。 くじには門の前のAブロック(108人)に入れる赤い当たりくじと、Aブロックの後方のBブロック(100人)に入れる青い当たりくじがあります。それ以外はCブロックとなります。当たりくじは定員になり次第打切りです。福男になりたい人は、ぜひくじを引き上位3人を目指してみてください。 西宮神社の福男まとめ 写真:西宮神社・十日えびす 多くの人が福男になるために全力疾走する姿は勇壮で、見ているだけでも楽しいですね。 十日えびすには、参拝者も多く混雑しますが、逆さ門松という珍しい伝統も見ることができます。本殿と逆さ門松を入れた構図のインスタ映えする写真がとれるかもしれません。 福男選びに参加して福男になるも良し、盛り上がる雰囲気を味わうために参加するのも良し! この時期に兵庫県へ旅行をされたときには一度足を運んでみてはいかがでしょうか。3年ぶりに開催される開門神事、今年1年が幸せであることを心より願います。 【公式ホームページ】えびす宮総本社 西宮神社 【トリップアドバイザー】西宮神社 -
動画記事 4:38
日本に古くから伝わる"妖怪"は怖いだけじゃない?町おこしや疫病退散のアマビエなど、日本人のそばに寄り添っている妖怪とは?
観光・旅行 体験・遊ぶ 伝統文化 歴史- 92 回再生
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日本に伝わる妖怪たちを紹介した動画について こちらはJapan Video Topicsが公開した、日本の妖怪についての紹介動画「妖怪 〜疫病退散 ! 人々の願いを込めて〜」です。 不思議な力を持つとされている、妖怪。 日本では、数多くの妖怪がいると信じられている妖怪文化があります。 0:19から紹介されている妖怪たちは、そのなかでもたくさんの人々が知っている妖怪たちです。 まずは初めに登場する天狗。 山々を駆け巡る天狗も妖怪の仲間です。 次に登場する突然現れて人々を驚かして遊ぶ妖怪の一つ目小僧、そして子どもの姿の妖怪、座敷童は家を繫栄させる妖怪として知られています。 昔も今も描かれる妖怪の姿 写真:妖怪百鬼夜行のイメージ ほかにも多くの妖怪が存在しているとされ、国際日本文化研究センターでは、妖怪についての研究もされており、資料のひとつである百鬼夜行絵巻は、多くの妖怪たちの姿が描かれ、16世紀に登場しました。恐れられていた妖怪はいつしか親しみある存在になったのです。 実際の百鬼夜行絵巻は動画の0:48よりご覧になれます。 現代でも妖怪の姿は描かれています。 動画の1:04よりご覧になれる「ゲゲゲの鬼太郎」は、妖怪が登場する有名な漫画で、アニメーションにもなっています。 そのほかにも「夏目友人帳」など妖怪が登場する作品が多く人気を集めています。 兵庫県福崎町は妖怪で町おこしをする 写真:福岡県福崎町・池から飛び出す河童像 「妖怪談義」の著者である民俗学者・柳田国男の生誕地である兵庫県福崎町では、妖怪による町おこしがおこなわれています。 池から飛び出す河童像を設置すると、話題となりました。 町のベンチには河童や鬼など、いろいろな妖怪の魅力あるオブジェが登場しています。 「コンビニのベンチでくつろぐ妖怪」「スマホで自撮りをする鬼」「スーツを着て仕事をしている天狗」など一風変わったユーモラスな妖怪のオブジェも展示されています。 その後も、「全国妖怪造形コンテスト」の開催、河童のプラモデルの販売などもおこない、観光客の増加に繋がっています。 まだまだある日本全国の妖怪の町 妖怪の町はここだけではありません。 徳島県山城町では、おぼけようかい村として、いまでも妖怪の伝承が語り継がれています。 ほかにも水木しげるロード・境港、妖怪ストリート・京都など、各地で妖怪が登場し、八日市・滋賀県でも、妖怪による町おこしがおこなわれています。 疫病退散のシンボルとして現れた妖怪・アマビエ 写真:アマビエ 動画の2:30からご覧になれるアマビエは、江戸時代に、現在の熊本県・肥後国海上に現われたと言われている妖怪です。 豊作や疫病などの予言をし、「疫病が流行ったら、私の写し絵を人々に見せるように」と言い残し、海に消えたとされています。 新型コロナウイルスの蔓延で困難な状況が続くなかで、アマビエに関する情報が次々と発信されるようになりました。 半人半魚という姿でありながら、怪談めいたものとは違うかわいいアマビエは、アマビエブームを巻き起こします。 「アマビエ祭り」と言われるそのブームは、かつてアマビエが語ったように、人々はアマビエのイラスト写真や画像をSNSに投稿。 「アマビエチャレンジ」のハッシュタグを付け、広まっていきます。 多くのマスコットグッズが登場し、フィギュアをはじめ、和菓子やカフェのメニュー、折り紙、塗り絵まで。 あまりのブームに、海外でもニュースになりました。 妖怪の紹介動画まとめ アマビエがブームになると、姫路護国神社を始めとする日本各地の神社では、アマビエを描いたお守りを参拝客に配るようになりました。 アマビエだけでなく、アマビコやアリエといった、アマビエに共通する妖怪も。 過去、江戸時代後期にコレラが流行した際にも、コレラ除けとしてアマビエが流行したそうです。 今も昔も日本に根付いている妖怪。 遠い昔から現在まで日本人のそばに寄り添っているのです。 -
動画記事 7:55
兵庫県「城崎温泉の外湯めぐり」の散策動画、7つそれぞれの外湯の特徴や温泉街での楽しみ方、おすすめ宿とグルメも紹介
観光・旅行 ホテル・旅館 伝統文化- 140 回再生
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「城崎温泉外湯めぐり」動画紹介 今回は『fukuchiyama』さん制作の『城崎温泉外湯巡り~散策しながら外湯を堪能しました~』という動画を紹介します。 こちらの動画は城崎温泉で宿泊した旅館や、それぞれの外湯の由来などとともに、7つの外湯を紹介しています。城崎温泉の旅を計画されている方に特におすすめの動画です。ぜひご覧ください。 城崎温泉は開湯1300年を迎えた観光地! 由来や特徴、おすすめグルメは? 写真:城崎温泉 兵庫県豊岡市の城崎温泉(きのさきおんせん)は、兵庫県北部の日本海に面した関西有数の温泉街。奈良時代より続く歴史深い温泉地です。古くは湯治場(とうじば)として利用され、歴史に名を残す文人や詩人が訪れた温泉地としても知られています。 城崎温泉の開湯から1300年を迎えた2020年には、さまざまな特別イベントが催されました。 城崎温泉の人気は国内だけにとどまらず、外国人観光客向けの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では、「近くにいれば寄り道をして訪れるべき場所」として2つ星を獲得しています。 そんな人気観光地である城崎温泉には、「まち全体が大きな温泉宿」というコンセプトがあります。城崎温泉駅が玄関で、道は廊下。それぞれの宿は客室、外湯は大浴場というように、地域住民全体で古き良き文化を守りながら観光客をもてなし、温泉地を盛り上げています。 また、城崎温泉のグルメと言えば冬の名物「カニ」。近くの津居山漁港(ついやまぎょこう)で獲れた松葉ガニは「津居山ガニ」と呼ばれ、松葉ガニの中でも一級品と言われています。 カニシーズンとなる寒い季節は、温泉とともに新鮮なカニに舌鼓を打ちに多くの観光客が訪れます。より美味しいカニ料理を求めて、カニの美味しい宿ランキングなどで検討中の方もいるのではないでしょうか。 「城崎温泉の外湯めぐり」7つの外湯の営業時間や由来・特徴、おすすめポイントを紹介 写真:城崎温泉の柳湯 外湯めぐりで有名な城崎温泉。「外湯」とは宿の外にある共同浴場のこと。城崎の町を歩いて行ける距離に、趣の異なる7つの外湯があります。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。効能は神経痛や筋肉痛、打ち身、消化器病などへの効果が期待できます。 日帰り温泉での利用や1日外湯めぐりの予定なら、外湯めぐり券「ゆめぱ」がお得! 大人1,300円、小人650円の料金で、1日中入浴し放題の券です。 下駄に浴衣姿が町の景色に溶け込んでしまう城崎温泉、外湯めぐりマップ片手に浴衣姿で温泉情緒に浸りつつ、いにしえの町並みを散策しながら外湯めぐりをしてみませんか。 ここでは動画で紹介されている順に、城崎温泉の7つの外湯の特徴や由来などをご紹介します。 ●地蔵湯 城崎温泉駅を出て駅前通りをまっすぐ進むと正面に「地蔵湯」があります。江戸時代より里人の外湯として親しまれていましたが、あるとき泉源から地蔵尊が出たことで、この名前が付けられました。外観は灯籠や玄武洞(げんぶどう)をイメージした六角形の広い窓など、外湯の中で一番の和モダンな建物です。 営業時間:7:00~23:00 定休日:金曜日 【動画】1:35~大きな石の灯篭が目標の「地蔵湯」 ●駅舎温泉 さとの湯 城崎温泉駅に隣接する「さとの湯」は、別名「駅舎温泉」とも呼ばれ親しまれています。7つの外湯のうち近代に建てられた温泉施設で、最新設備が揃っているスパ的な温泉です。側を流れる円山川を一望できる露天風呂に、さまざまな種類のサウナも充実。入り口には無料で利用できる足湯も。なにより駅近なので、電車の待ち時間に利用できるのが嬉しいですね。 営業時間:13:00~21:00 定休日:月曜日 【動画】2:12~城崎温泉駅からすぐの「さとの湯」 ●柳湯 城崎温泉の中心を流れる大溪川(おおたにがわ)。その川沿いの柳の並木は城崎温泉のイメージそのものでもあり、あの文豪・志賀直哉も愛したとされる景色です。「柳湯」の由来は、中国の名勝西湖から移植した柳の木の、その根元から湧き出たことで名付けられました。外湯の中では一番小さい温泉ながらも、素朴な木造のお風呂場は風情があります。 こちらもそれぞれ表と裏に無料の足湯があるので、散策の途中に立ち寄って楽しめます。 営業時間:15:00~23:00 定休日:木曜日 【動画】3:20~大溪川沿いから眺める「柳湯」 写真:城崎温泉の外湯めぐり・一の湯 ●一の湯 城崎のほぼ中心、大溪川の王橋の前に構える「一の湯」。江戸中期、「一の湯」は当初「新湯(あらゆ)」という名前でしたが、江戸時代の名医・香川修徳(かがわしゅうとく)の著書「一本堂薬選」の中で、「城崎新湯は天下一」と述べています。それを機に新湯から天下一(いち)の「一の湯」と改名されました。 外観は歌舞伎座を連想させる印象的な門構えと、お風呂場は天然の岩盤を削った洞窟風呂が特徴。 営業時間:7:00~23:00 定休日:水曜日 【動画】4:24~歌舞伎座を思わせる建物の「一の湯」 ●まんだら湯 「まんだら湯」は城崎温泉発祥の温泉です。大通りより1本外れた、長閑な木屋町通りの端に位置します。養老元年(717年)、温泉寺の開祖・道智上人(どうちしょうにん)が一千日間に渡り、八曼陀羅経(はちまんだらきょう)を唱え続けていたところ満願し温泉が湧き出たとされ、ここ城崎温泉の始まりと伝えられています。 比較的コンパクトな外湯ですが、山すその緑に包まれ、裏山の自然を眺めながら入浴できる露天風呂は実に風情があります。 営業時間:15:00~23:00 定休日:水曜日 【動画】5:43~鮮やかなエメラルドグリーンの屋根と唐破風の入り口が印象的な「まんだら湯」 ●御所の湯 南北朝時代の歴史物語「増鏡」に、文永4年(1267年)後堀河天皇(ごほりかわてんのう)の御姉、安嘉門院(あんかもんいん)が入湯された記事があることから、「御所の湯」と呼ばれています。 外湯の中でも、京都御所を模した荘厳な造りの外観が印象的な御所の湯。2020年にはリニューアルオープンし、開放感溢れる全面露天風呂へと生まれ変わりました。 また、「美人の湯」としても知られ、美肌効果が期待できる温泉ミストサウナを完備。特に女性客から大人気な外湯です。 営業時間:7:00~23:00 定休日:木曜日 【動画】6:48~京都御所を連想させる外観の「御所の湯」 ●鴻の湯 動画では紹介されていませんが、こちらの「鴻の湯」も7つの外湯めぐりのひとつ。特徴は自然に囲まれた露天風呂です。「鴻の湯」の由来は昔、足を怪我したコウノトリが傷を癒やしていた場所があり、よく見るとそこに温泉が湧き出ていたことからこの名に。 営業時間:7:00~23:00 定休日:火曜日 外湯めぐりの際に気になる持ち物やマナーは? 写真:城崎温泉で湯めぐりをする女性 日帰りで城崎温泉に行きたい方は、外湯巡りに必要な持ち物などが気になることでしょう。 また、気持ち良く外湯めぐりを楽しむために、利用者各々が公共の場でマナーを守ることが大切です。そこで、外湯めぐりの際に必要な持ち物やマナーについてご紹介します。 ・タオル類 各外湯には無料で使用できるバスタオルやフェイスタオルは用意されていません。バスタオルとフェイスタオルを1枚ずつ持ち歩きましょう。各外湯の受付ではバスタオルの有料レンタルや、フェイスタオルの購入も可能です。 ・貴重品 宿泊の場合は、貴重品は宿に預けることができますが、日帰りだとそうもいきませんね。城崎温泉駅には、大きな荷物も入れられるコインロッカーがあるのでそちらを利用しましょう。 ・浴衣 浴衣を着て外湯めぐりをしたい方は、下駄などと一緒に借りることができる浴衣レンタル店を利用しましょう。 ・アメニティ 外湯には、シャンプー、リンス、ボディーソープなどは備え付けられています。銭湯と同じようにドライヤーもありますが、スキンケア用品は忘れないように持参しましょう。 ・入浴マナー 公共の場である温泉です。洗い場や湯船を清潔に使うことはもちろん、タオルを湯船に浸けない、洗い場に私物を置いてキープをしないなど、マナーを守りましょう。 営業時間や定休日は各外湯の施設ごとに違います。せっかく行ったのに閉まっていたなどとならないように、それぞれの外湯の営業時間を事前にチェックした上で、まわる順番などを決めてみてください。 城崎温泉のおすすめのグルメと宿 写真:但馬牛 城崎名物と言えばカニのほか、但馬牛も有名です。但馬牛は、松阪牛や神戸牛、近江牛などの現在のブランド和牛のルーツとも言われています。 そんな高級食材であるカニや但馬牛が気軽に味わえるのも城崎グルメならでは。天ぷら専門店「汸臼庵」のかに棒、但馬牛なら「牛匠 上田」の但馬牛メンチカツなど、温泉巡りや散策の途中に立ち寄って食べ歩きも楽しんでみてください。 城崎温泉をゆったりと楽しみたい方は、歴史と共に続く老舗旅館で宿泊しませんか。 ●ゆとうや 城崎温泉街の中心地にある江戸・元禄元年(1688年)創業の「ゆとうや」は、約2,000坪の日本庭園を有し、すべての客室からその美しい庭園を眺めることができます。国の有形文化財にも指定されている和風建築。神社などに使われる唐破風の屋根がある詠帰亭は、昭和天皇・香淳皇后が宿泊されたこともあるとか。 【動画】4:58~重厚な門構えの老舗旅館「ゆとうや」 ●月本屋旅館 明治2年創業の「月本屋旅館」。城崎温泉街の中心にあり外湯めぐりにも大変便利な環境です。2021年10月にはリニューアル工事を行い、館内は和モダンな空間に。これからの季節に向けて、名物カニづくしのお食事付き宿泊プランもあり、大変人気の高いお宿です。 「城崎温泉 外湯めぐり」まとめ 城崎は名だたる文豪たちに愛された温泉地で、文学碑もある文豪ゆかりの地でもあります。古き日本文学の世界に浸りながら文学碑を巡る周辺観光もいいでしょう。長い歴史の面影を漂わせた、癒しとグルメと文学の町「城崎温泉」。 インスタ映えを狙う女子旅や、気のおけない友人、ご家族との癒し旅行、カニ三昧の旅など。この冬は風情ある魅力的な城崎温泉への旅を計画してみてはいかがでしょうか。 【公式ホームページ】城崎温泉観光協会 【トリップアドバイザー】城崎温泉