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動画記事 8:44
奈良県三大庭園の「慈光院」「依水園」「西南院」の美しさにため息が出る。古くから受け継がれてきた日本庭園とは?
伝統文化 自然- 164 回再生
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奈良県「慈光院」「依水園」「西南院」の日本庭園を堪能できる動画の紹介 こちらの動画は「urara Sarara」が公開した「[4K] Japanese Garden of NARA BEST 3 日本庭園・奈良 ベスト3」で、奈良県の三大庭園を4Kの美しい動画で紹介します。 1300年の歴史がある古都・奈良には、東大寺のある奈良公園などの観光名所が多く点在しています。 動画は、そんな奈良の中でも日本庭園にスポットを当てて紹介しています。 こちらの記事では、動画で紹介される「慈光院」「依水園」「西南院」の見どころや交通アクセスなどの観光情報をご案内します。 まずは、手入れの行き届いた美しい日本庭園を動画でご堪能ください。 奈良三大庭園の「慈光院」について 写真:奈良県・慈光院の日本庭園 動画の0:57より紹介される慈光院(じこういん)は、臨済宗大徳寺派の寺院です。 慈光院の日本庭園は、国の史跡及び名勝指定を受けています。 慈光院の日本庭園は、境内全体がひとつの茶席として作られていることが特徴です。 また、境内だけでなく視界に入る周辺の景色も借景として庭園に組み込まれています。 動画の2:40からご覧になれる建物は茅葺き屋根の素朴な書院で、重要文化財に指定されています。 座敷からは、日本庭園が楽しめる作りになっていますので、静かに畳の上に座って名園を堪能しましょう。 また境内の茨木門も見どころのひとつです。 慈光院への交通アクセスは、大和路線(関西線)「大和小泉」駅から徒歩約18分。 駐車場が用意されていますので車でのアクセスも可能です。 拝観料には、茶室でお抹茶の接待も含まれています。 境内の拝観の所要時間は約40分です。 奈良三大庭園の「依水園」について 写真:奈良県・依水園 動画の3:27より紹介される奈良市の中心部にある依水園(いすいえん)は、自然の山水の景色を写して作られた池泉回遊式庭園です。 こちらの奈良公園エリアの一角にある日本庭園は江戸時代前期に作られた「前園」と、明治期に築かれた「後園」で構成されています。 前園には、御用商人だった清須美道清が煎茶を楽しむ別邸として移築した「三秀亭」があります。 三秀亭では、日本庭園を愛でながら「麦飯とろろ」などのランチのお食事、和菓子と抹茶をいただくカフェとして利用が可能です。 後園は、実業家の関藤次郎が作った巨大な築山のある池泉回遊式庭園になっています。 こちらには、明治期に作られた書院造りの茶室「氷心亭」があります。 依水園では四季折々の彩りが楽しめ、桜やツツジ、藤、萩、青もみじなどが楽しめます。 秋は紅葉の美しさでも知られています。 また、依水園の敷地内には寧楽美術館(ねいらくびじゅつかん)があります。 所蔵品には、重要文化財の田能村竹田筆の絵画「亦復一楽帖(またまたいちらくじょう)などがあり、春秋に特別陳列されます。 交通アクセスは、近鉄奈良駅より徒歩約15分、またはバス約7分で、駐車場はありません。 寧楽美術館(ねいらくびじゅつかん)の入館を含む入園料が必要です。 依水園の隣には、やはり美しい日本庭園が楽しめる吉城園(よしきえん)もあります。 「西南院」について 写真:奈良県・西南院 動画の6:06から紹介される「西南院」は、當麻寺(たいまでら)の塔頭寺院の西南院庭園です。 日本庭園は「関西花の寺第二十一番霊場」で、しゃくなげとボタンの花が特に有名です。 また、「仏塔古寺十八尊第八番霊場」の札所として多くの人が参拝します。 西南院も池泉回遊式庭園となっており、本堂や天平建築の西塔があります。 みはらし台からは、この西塔と東塔を望むことができます。 また、庭園内には水琴窟があり、透き通る音色が心を落ちつかせてくれるでしょう。 西南院への交通アクセスは近鉄・南大阪線「当麻寺」駅から徒歩約15分。 有料駐車場もご用意されています。 寺院内の日本庭園を見学するには拝観料が必要です。 また、コース料理の精進料理をいただくこともできます。(要予約) 奈良三大庭園「慈光院」「依水園」「西南院」紹介のまとめ こちらの「[4K] Japanese Garden of NARA BEST 3 日本庭園・奈良 ベスト3」では、奈良県の美しい日本庭園を動画で紹介しています。 四季の移ろいが楽しめる静かな美しさを感じることのできる動画をぜひご覧ください。 【公式ホームページ】慈光院 http://www1.kcn.ne.jp/~jikoin/ 【公式ホームページ】依水園 https://isuien.or.jp/ 【公式ホームページ】西南院 http://taimadera-sainain.or.jp/ -
動画記事 3:45
奈良の冬の風物詩の若草山焼き!鑑賞スポットから歴史まで徹底解説!
祭り・イベント 伝統文化 観光・旅行- 162 回再生
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若草山焼き動画紹介 今回は『奈良観光コンシェルジュ JUN』さん制作の『冬の風物詩・奈良の伝統行事『若草山焼き』:『Yamayaki』Mountain Burning and Fireworks at Mt.Wakakusa in Nara』という動画を紹介します。 若草山焼き(わかくさやまやき)は、奈良県奈良市にある若草山で行われる冬の伝統行事です。若草山山頂にある前方後円墳の鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)の被葬者への鎮魂として始まりました。現在では、奈良を代表する3大社寺である春日大社と興福寺と東大寺の神仏が習合し、先人の鎮魂と慰霊、奈良全体の防火、世界の人々の平安など様々な願いを込めて開催されています。 奈良の若草山焼きと大輪の花火を見に、毎年1月の第4土曜日には多くの観光客が訪れます。厳かな雰囲気の中、古都奈良の夜空が花火と燃え広がる炎で染まり、暗闇の中で山が浮かび上がる様子は神々しさが感じられます。まずは動画で若草山焼きならではの不思議な力を感じてみてはいかがでしょうか。 【動画】0:53~ 若草山焼き 【動画】1:50~ 若草山焼き 【動画】2:55~ 若草山焼き 若草山の見どころと特徴 写真:奈良県・若草山の鹿 若草山は、奈良のシンボルとも言える有名な観光スポットで、ノシバと呼ばれる芝生が一面に広がる標高342メートルの小さくなだらかな山です。山頂に5世紀頃に築造された前方後円の巨大な鶯塚古墳があることから「鶯山(うぐいすやま)」と呼ばれ、3つの笠を重ねたように見えることから「三笠山」とも呼ばれています。山の中にはたくさんの鹿が生息しています。 頂上からは奈良公園や奈良市街地が一望でき、山頂から見る奈良の夜景はその美しさから新日本三大夜景のひとつに認定されています。山開きの期間中は、頂上まで約30分の登山が楽しめ、桜や紅葉、山焼きなど季節ごとに美しい表情を見せてくれます。 春の訪れを知らせる炎の祭典の若草山焼きは、奈良の冬の風物詩として奈良県民や観光客に人気があります。毎年1月の第4土曜日に行われ、2024年は1月27日に開催される予定です。 若草山焼きはなぜ行われる?意味や歴史について 写真:若草山・鶯塚古墳 若草山焼きは、若草山山頂にある鶯塚古墳に葬る霊魂を鎮めるための祭礼に由来しています。昔の人々は鶯塚古墳に葬られた幽霊が出てくることを恐れ、山を焼くことで幽霊が出てこないようにしようと考えました。そこから若草山を焼かなければ良くないことが起こるという迷信が広がり、山を通る人が勝手に火をつける事件が何度も起こりました。 奈良奉行所は1738年12月に「若草山の放火禁止令」を出しましたが、その後も放火は続き、世界遺産として有名な東大寺などの近隣社寺が延焼の危険に晒されました。そのため、江戸時代末期頃には、若草山に隣接する東大寺と興福寺と奈良奉行所が合同で山を焼くようになったという歴史があります。 現在では、春日大社と興福寺と東大寺の神仏が習合し、先人の鎮魂と慰霊、奈良全体の防火、世界の人々の平安を祈るという意味を込めた伝統行事として定着しています。 若草山焼きや花火が楽しめる鑑賞スポット 写真:奈良県・若草山焼き 冬の花火が楽しめることも、若草山焼きが人気な理由の一つ。若草山焼きでは、点火開始を知らせるため花火師によって大きな花火が真冬の夜空に打ち上げられます。そして花火開始後に、若草山焼きの一斉点火が行われます。打ち上げられる花火の中には、奈良県唯一の尺玉も。これは1尺の大きさのある花火のことで、打ち上げ花火の花が開くと直径320mにもなる見応えのある巨大花火。奈良県最大級の大迫力の花火により若草山焼きへの期待も高まります。 【動画】0:25~ 花火 【動画】1:22~ 花火 【動画】2:18~ 花火 【動画】3:01~ 花火 ここでは、花火も若草山焼きも存分に楽しめる鑑賞スポットを紹介します。まずは奈良公園周辺の鑑賞スポットです。 ●大仏殿前交差点(浮雲園地) 大仏殿前交差点(浮雲園地)では、目の前で若草山焼きが楽しめます。バス停や駐車場があり利用しやすい定番鑑賞スポットです。 ●春日野園地 春日野園地は、大仏殿前交差点の近くにある芝生の広場。広々とした場所なので、抜群の見栄えで花火と若草山焼きが楽しめます。 交通規制などの詳細については、公式ホームページにて最新情報を事前にご確認の上、お出かけください。 その他の鑑賞スポットは、以下の通りです。 ●猿沢池(さるさわいけ) 猿沢池は、興福寺五重塔の下で花火を楽しめる穴場スポット。山焼きは興福寺五重塔のあたりまで坂を登らないと鑑賞できないのですが、花火と若草山焼きの炎に照らされた興福寺五重塔を写真に収めることができます。 ●奈良県庁屋上 奈良県庁では若草山焼き当日に屋上を開放しています。抽選制なので事前に申し込む必要がありますが、眺めの良い奈良県庁の屋上からゆったりと観覧できます。 ●平城宮跡 平城宮跡では、朱雀門と花火と山焼きの幻想的なコラボレーションが楽しめます。ロマンティックな光景が見られるのでデートにもおすすめ。 また若草山焼きの一連の様子はYouTubeでライブ配信される予定なので、どうしても都合が合わない場合は自宅でも鑑賞してみてはいかがでしょうか。 若草山焼きまとめ 写真:奈良県・若草山焼き 古都奈良のシンボルである若草山に炎が燃え広がる光景は圧巻、一度見たら忘れられません。直前に打ち上げられる花火と若草山焼きの炎で夜空が染まり、暗闇の中で山が浮かび上がる神々しさを堪能できることでしょう。この冬は若草山焼きを鑑賞しに、奈良へ足を運び春の訪れを感じてみませんか。 ◆若草山◆ 住所: 奈良県奈良市雑司町469 開山期間:3月第3土曜日~12月第2日曜日 時間:9:00~17:00(臨時開山を除く) 拝観料:大人(中・高・大含む) 150円 小学生 80円 アクセス: 【公共交通機関】JR奈良駅、近鉄奈良駅から 市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車、徒歩12分 【車】奈良奥山ドライブウェイ「新若草山コース」 【トリップアドバイザー】若草山 -
動画記事 4:45
春の訪れをつげる「お水取り」とは? 奈良で1200年以上続く東大寺二月堂の伝統行事を動画で!火の粉が舞うお松明は大迫力
祭り・イベント 伝統文化 観光・旅行- 96 回再生
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東大寺のお水取り動画紹介 今回は『KYODO NEWS』さん制作の『東大寺二月堂「お水取り」 1200年以上続く不退の行法』という動画を紹介します。 毎年3月1日~14日までの2週間、東大寺二月堂(とうだいじにがつどう)で行なわれる「お水取り(おみずとり)」。動画では初日から最終日までの伝統的儀式の様子を紹介しています。「籠松明(かごたいまつ)」が行われる最終日には、多くの観光客や無病息災を願う人々で賑わっています。まずは、4分44秒の動画をゆっくりとご覧ください。 奈良の東大寺「お水取り」とは?その歴史と意味 写真:奈良県の東大寺 東大寺といえば「奈良の大仏様」、ご本尊は盧舎那仏(るしゃなぶつ)です。奈良時代に聖武天皇の勅願により建立されました。春の訪れを告げる伝統行事「お水取り」は、その東大寺にて行われています。 1200年以上続く歴史の起源は、752年(天平勝宝4年)、良弁(ろうべん)の高弟実忠(じっちゅう)によってはじめられたと伝えられています。 もともと旧暦の2月に「修二会(しゅにえ)」という2週間以上に渡る不退の行法が行われてきました。広く知られている「お水取り」は、この行中の一部の儀式のこと。 修二会では、昼から深夜にかけて「六時の行法」と呼ばれるの時(じ)が勤められます。「日中(にっちゅう)」、「日没(にちもつ)」「初夜(しょや)」「半夜(はんや)」「後夜(ごや)」「晨朝(じんじょう)」の計6回、練行衆らによる美しい声明(しょうみょう)が唱えられます。 広く知られている「お水取り」という通称は、若狭の荘園(もとの東大寺領)からお香水(おこうずい)運搬したことが由来です。お香水とは、練行衆のみが入れる建物の中にある井戸(若狭井)からくんだ水のこと。お香水を飲めば万病が治るとされてきました。 「お水取り」の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」といい、井戸(若狭井)から汲み上げる儀式のことを指します。 期間中、練行衆(心身を清めた僧)たちは、十一面観音の前で宝号を唱え、荒行によって懺悔し天下安穏などの祈願をし続けます。 近年、コロナ禍の影響で中止を余儀なくされた行事が数多くある中、この修二会・お水取りはさまざまな天災・疫病等が発生した時でさえ、一度も中止されることなく現在に至っています。 奈良東大寺「お水取り」の見どころを紹介 写真:奈良県・東大寺のお水取り 東大寺「お水取り」の有名なシーンは、「お松明(おたいまつ)」と呼ばれる二月堂舞台から松明の火の粉が舞う勇壮な光景です。この火の粉には無病息災のご利益があることで知られており、毎年多くの観光客が「お松明」を目指して東大寺二月堂にお参りします。 松明の燃えかすのことを「杉葉の燃え差し」といい、持ち帰って半紙などに巻き、水引で結んだものを玄関や台所に飾ると、災難厄除けのご利益があるのだそう。 【動画】0:53 ~ 大きな松明に導かれた僧侶が次々と二月堂へ 行中に毎夜灯される「お松明」は10本ですが、3月12日の夜には、最も大きな籠松明が登場し11本に。荘厳な鐘の音が響くなか、長さ約8メートル、重さ約70キロもの松明が、火の粉を散らしながら練行衆たちを誘導するさまは圧巻です。 【動画】1:40 ~ 大掛かりな籠松明が準備される様子 日付が変わった13日未明には、名前の由来となったお水取りが始まります。極めて神聖な儀式であるため、お水取りそのものの内部の様子は秘密とされています。 【動画】2:10 ~ 水取りに向かう松明と僧侶たち 「2024年お水取り」修二会の日程や松明の時刻は? 2024年のお水取り、修二会の開催予定は、次のとおり。 【日程】2024年(令和6年)3月1日~14日 【お松明時刻】期間中/19:00から ※但し、12日19:30、14日18:30から 期間中、練行衆自らが作った「椿(つばき)」の造花が堂内に飾られ、観光客の目を楽しませます。1200年以上絶えることなく続いている伝統行事ですが、今後のコロナ禍の状況により影響がないとも限りません。日程や時間については事前に確認されることをおすすめします。 東大寺お水取りとお松明見学について 写真:お水取りの舞台・奈良県東大寺二月堂 「お水取り」が行なわれる舞台となる、東大寺二月堂の拝観料は無料ですが、例年、日を追うごとに混雑具合が増します。ゆっくりと見学できるのは、「お松明」が始まる3月1日から週末を除く前半の方が比較的空いていると言われています。 ダイナミックな「籠松明」が行なわれる12日は人出がピークを迎え、東大寺近隣の奈良公園周辺には警察が出動し観光客を誘導するほどの混雑ぶり。 そのため、二月堂へのアクセス方法は公共交通機関がおすすめです。最寄り駅は近鉄奈良駅。車をご利用の方は、東大寺境内には駐車場がありませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。 東大寺お水取りまとめ 東大寺二月堂で行なわれる「お水取り」。行中の満行後の3月15日には、小さな子どもを対象に「だったん帽いただかせ」が執り行われます。行中に達陀(だったん)を勤める僧侶が被っていた帽子「達陀帽」を子どもの頭に被せ、健やかな成長を祈る儀式です。これをもって、東大寺「お水取り」の伝統行事はすべてを終えることとなります。 春を告げる行事とはいえ、3月上旬の奈良は身震いするほど寒い日もあるので、お出かけの際の服装にはご注意ください。家族や友人同士、ひとり参加も可能なツアーも各種出ています。スケジュールを確認して、あれこれ考えながらの春旅行計画も、また楽しからずや!です。勇壮な「お松明」の火の粉を目の当たりにすれば、1200年という長い歴史の1ページに自身を投影体験することができるでしょう。 【公式ホームページ】東大寺 【トリップアドバイザー】東大寺二月堂 -
動画記事 9:15
鑑真建立の奈良県の世界遺産「唐招提寺」を動画で堪能!国宝「金堂」は奈良時代から現在までそのままの姿を伝える!貴重な伽藍をご紹介
観光・旅行 伝統文化 芸術・建築物 歴史- 120 回再生
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鑑真建立の唐招提寺動画紹介 この記事は『channel WASABI|和作美』さん制作の『【奈良/世界遺産】唐招提寺/鑑真建立の古社(解説編) -Toshodai-ji Temple in NARA, JAPAN (Commentary edition) -』という動画をご紹介します。 奈良の「唐招提寺」とは 写真:奈良県奈良市・世界遺産唐招提寺の石碑 唐招提寺(とうしょうだいじ)は、奈良県奈良市五条町にある寺院。天平宝字三年(759)年に鑑真和上(がんじんわじょう)が建立され1300年の歴史のある古寺で、南都六宗の一つである律宗の総本山です。 境内には天平文化を伝える国宝や重要文化財の建物が多くあり、唐招提寺は世界遺産に指定されています。 唐招提寺を建てた人「鑑真」について 唐招提寺を建立した鑑真は、中国が唐と呼ばれる時代の高僧。奈良時代、約11年間に5回にわたり渡航の失敗を繰り返し、苦労の末に日本にやってきました。日本に渡ってきたときにはすでに鑑真は66歳になっていました。 来日後5年は東大寺で過ごし、日本の律宗の祖として、戒律の確立を行いました。そして、戒律を学ぶ人たちのための修行の道場を開きます。それが「唐律招提」です。その後、鑑真を支持する人により金堂などの多くの建物が建てられ、唐招提寺となりました。 境内の御影堂(みえいどう)には鑑真和上坐像(国宝)があり、6月に扉が開かれて毎年特別公開が行われています。また、東山魁夷が10年もの歳月を費やし完成させた圧巻の障壁画も同時に公開されます。 唐招提寺の金堂について 写真:奈良県奈良市・唐招提寺 南大門の先にある金堂(国宝)は、奈良時代の大規模な仏殿木造建築を今に残す唐招提寺の代表的な建物。本堂の中央には3mを超える座像の「盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)」、右には「薬師如来立像」、左には「千手観音立像(すべて国宝)」が安置されています。 動画では、迫力のある荘厳な金堂がご覧いただけます。 【動画】1:13〜 唐招提寺の金堂 唐招提寺の金堂以外の見どころ 写真:奈良県奈良市・唐招提寺の講堂 世界遺産の唐招提寺には、多くの貴重な伽藍があり、国宝が並ぶ景観を写真に撮ればインスタ映えも狙えます。 唐招提寺を訪れると、まず南大門があり、その先に現れるのが金堂。金堂と講堂の間に位置するのが2階建ての鼓楼です。石段が鎌倉時代から残されている戒壇の横には、鑑真が持ち込まれたと言われる蓮池があり、前述の御影堂、高床式の経蔵・宝蔵などが建ちます。 弥勒如来像が安置されている講堂はこちらでご覧いただけます。 【動画】6:42〜 講堂 また唐招提寺では、年間を通して様々な行事が行われています。特に知られているのが、鼓楼から数百本のうちわがまかれる「うちわまき」。うちわを授かることは、病魔退散や魔除けのご利益があるとか。 毎年、大悲菩薩覚盛(だいひぼさつ・かくじょう)上人の命日に執り行われる中興忌梵網会の後にうちわがまかれます。当日にうちわまき参加券を配布されるとのこと。 唐招提寺まとめ 日本を代表する寺院の唐招提寺の厳かな魅力を伝える動画はご覧になりましたか?1998年に奈良の文化財として、ユネスコにより世界遺産にも登録されている「唐招提寺」。多くの国宝・重要文化財を有する見どころたっぷりの唐招提寺にぜひ訪れてみてくださいね。 ◆唐招提寺◆ 【住所】奈良県奈良市五条町13-46 【電話番号】0742-33-7900 【参拝時間】8:30~17:00(受付は16:30まで) 【拝観料(個人)】大人・大学生 1000円、高校生・中学生 400円、小学生200円(令和4年5月20日時点) 【交通アクセス】 最寄り駅:近鉄西ノ京駅 奈良交通バス「唐招提寺」「唐招提寺東口」 【駐車場】あり(有料) 【公式ホームページ】唐招提寺 https://www.toshodaiji.jp/ 【トリップアドバイザー】唐招提寺 https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d319882-Reviews-Toshodai_ji_Temple-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html -
動画記事 2:57
奈良県奈良市「なら燈花会(ならとうかえ)」を動画で、ろうそくの灯りに祈りを込めて。2024日程と東大寺など会場も紹介
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奈良県奈良市「なら燈花会」の動画紹介 『なら燈花会の会工法』さん制作の『第23回なら燈花会映像』という動画を紹介します。 奈良の夏の風物詩ともいわれる「なら燈花会(とうかえ)」では、世界遺産に囲まれた奈良公園一面にろうそくが並べられ幻想的な雰囲気の街並みを見ることができます。 なら燈花会とは?なら燈花会の歴史に迫る! 写真:なら燈花会 なら燈花会は1999年にはじめて開催されました。灯心の先にできる花の形をしたロウのかたまりを「燈花」といい、これができると縁起がよいとされています。訪れた人々の幸せを願いながら、ろうそくに灯りをともすイベント。 なら燈花会は、コロナの影響により無観客開催の年もあったものの、毎年開催され、90万人以上が参加する奈良の夏の大イベント。毎年、多くの地元企業が協賛しており、協賛金額により、ポスター掲載などの特典が設けられています。 「なら燈花会」2024はいつ?予約は必要? なら燈花会は、8月上旬から中旬の10日間に行われます。2024年の開催日程は下記のとおり。 開催日程:2024年8月5日(月)~8月14日(水) 点灯時間:19:00~21:30 なら燈花会への参加は、とくに予約等は必要ありませんが、公式サイトでは下記のようなお願いをしています。ルールやマナーを守ったうえで、参加しましょう。 ・三脚を用いての写真撮影はご遠慮ください。 ・ゴミはお持ち帰りください。 ・鹿にえさを与えないでください。 ・違法駐車はお止めください。 ・小雨決行です(ろうそくの灯が消えてしまうと中止になる場合もあり) ・貸し出し用車椅子の用意はございません。下記にて車椅子の貸出はあります。詳しくはお問合せください。 奈良市観光センター( TEL:0742-22-3900 ) 奈良市総合観光案内所( TEL:0742-27-2223 ) 近鉄奈良駅総合観光案内所( TEL:0742-24-4858 ) 「なら燈花会」2024の会場と見どころは? 写真:なら燈花会 なら燈花会開催期間中は、さまざまな屋台や出店が集まり、浴衣姿の来場者で賑わいを見せます。奈良公園一帯がお祭り雰囲気に包まれ、東大寺や浮見堂、猿沢池などはインスタ映えスポットに。そのほか、五十二段や興福寺、春日大社も人気。 ・浮雲園地 一面にろうそくが並び地上に天の川が描かれ、幻想的な雰囲気に。ひとつひとつの灯りに願いを込めれば叶うと人気のスポット。 ・浅茅ケ原 浅茅ケ原では、竹のオブジェの間にちりばめられたろうそくが立ち並び、木々を照らします。 写真:なら燈花会・浮見堂 ・浮見堂 浮見堂の鷺池のまわりに灯るろうそく。夜空と柔らかなろうそくの灯を映す水面は、まさに絵になる美しさ。 ・猿沢池、五十二段 猿沢池ではほたるを見ることも。水面にはろうそくの灯りが反射して心地よい雰囲気を味わえます。 ・興福寺 北参道にはやわらかなろうそくの灯りが、より神秘的な美しさを際立たせ、昼間とは違った凛とした空気が漂う境内に。 ・東大寺 まさに世界遺産ともいえる迫力の東大寺。燈火の灯りによってより一層幻想的な空間へと変わります。 ※8/13、8/14のみ開催 ・春日大社 春日大社には万灯篭とろうそくが立ち並び、独特な世界観を楽しめます。 ※8/14のみ開催 「なら燈花会」ボランティアとサポーター なら燈花会では当日のボランティアとしてサポーターを募集しています。会場での来場者導や各所の案内係など、なら燈花会開催にはなくてはならない存在です。 来場者としてではなく、歴史的なイベントにスタッフとして携われるのも魅力の一つ。 サポーターの方が運営・準備する様子をご覧いただけます。 【動画】0:58~ サポーターの方が運営・準備する様子 「なら燈花会」まとめ 写真:なら瑠璃絵 夏の風物詩として注目を集めている「なら燈花会」、冬には「なら瑠璃絵」というイベントもあります。 毎年2月に夜の春日大社や東大寺で特別法要・祈願に参加できる冬のおすすめのイベント。ライトアップなどの光の演出はまさにインスタ映えする美しさです。 なら燈花会は全国から90万人以上もの来場者が集まります。夜空を彩る花火のような華やかさはないものの、ろうそくの優しくあたたかな灯りが織り成す風景は、人々の心を惹きつけます。 「なら燈花会」のメインビジュアルは、デザインコンペティションによって選ばれました。公式サイトや公式instagramでは随時最新情報を発信されているので、詳細はぜひチェックの上、お出かけください。 「なら燈花会」を見るだけでなく、取り組みに参加したいという人は、サポーターという選択肢も。動画では、さまざまな年代のサポーターが登場しています。作り上げる過程から携わることで、また違った感動が味わえるかもしれませんね。 ◆なら燈花会◆ 住所:〒630-8244 奈良市三条町547 電話番号:0742-21-7515 開催期間:2024年8月5日~8月14日 アクセス:開催期間中は混雑が予想されますので、会場へは公共の交通機関をご利用ください。 最寄り駅:近鉄奈良駅・JR奈良駅 各会場最寄りのバス停:近鉄奈良駅・JR奈良駅とも「春日大社本殿行」、「市内循環」、「高畑町行」に乗車してください。 【会場別のバス停名】 ・奈良国立博物館-氷室神社・国立博物館前 ・浮雲園地/春日野園地/東大寺-大仏殿春日大社前 ・浅茅ヶ原・浮見堂-春日大社表参道 ・春日大社-春日大社本殿(「春日大社本殿行」のみ停車) 【公式ホームページ】なら燈花会 https://www.toukae.jp/