-
記事
-
チャンネル
-
地域
-
季節
-
タグ
記事
-
動画記事 3:22
数十年じっと待つだけの研究!NIMSのクリープ試験は、世界のエネルギー問題・安全基準を支える重要な調査!その研究内容や成果をチェックしよう!
生活・ビジネス- 162 回再生
- YouTube
NIMSによる「数十年待つ研究」の動画を見てみよう 今回は「nimspr」が公開した「数十年じーっと待つ研究」という動画を見てみましょう。 数十年も待つ研究とは、一体どんなことなのでしょうか? こちらの動画では、高温にさらされた金属材料がどう劣化するかという破断荷重試験を長い時間をかけて調べる、NIMSのクリープ試験を紹介しています。 動画で紹介されているNIMSのクリープ試験とはどういったもの? 画像引用 :YouTube screenshot NIMSというのは、国立研究開発法人物質・材料研究機構(National Institute for Materials Science)のこと。 環境やエネルギー、資源など地球規模の問題を解決するための研究をする機関です。 動画の0:17から紹介されている大規模な試験室には380台もの装置が並んでいます。 ここでは、火力発電所の配管やボイラー、タービンや圧力容器を想定し、動画の1:38からご覧になれるようにネジヤマを付けた試験片の鉄の棒の試験機に重りを取りつけ、ヒーターの入った大型高温機器で調査をします。 試験機を電気炉に入れて、金属に引っ張る力を加えながら一定の温度で加熱し、10万時間以上、クリープ変形量を監視するのが、NIMSのクリープ試験です。 動画で紹介されているNIMSのクリープ試験はどんな役に立つ? 画像引用 :YouTube screenshot クリープ試験で、加熱して金属の変化を待つ最長試験時間は40年以上にもなるといいます。 NIMSのクリープ試験は最長試験時間として、それまでのドイツジーメンス社の最長記録を抜き、ギネス世界記録にも認定されました。 動画の2:41にあるように、実験によって火力発電所の金属は最初の想定よりも早い段階で交換する必要があることが分かりました。 火力発電所では、クリープ試験の結果を受けて安全基準の見直しがされました。 クリープ試験はただ待つだけの地味なものですが、世界中の施設の安全を守る重要な研究なのです。 NIMSの「数十年待つ研究」の紹介まとめ 画像引用 :YouTube screenshot 動画で紹介されているNIMSのクリープ試験は「ただ待つだけ」とはいえ、火力発電プラントや石油化学プラントで使われる配管や材料の強さや耐久性を調査する大切なものなのです。 エネルギー問題や環境問題の解決のために活動する日本の企業は数多くあります。 NIMSのクリープ試験を始めとした先進技術に、今後も期待が高まります。 【公式ホームページ】NIMS: 国立研究開発法人物質・材料研究機構 https://www.nims.go.jp/ -
動画記事 6:42
深海の神秘を探る潜水調査船「しんかい6500」が映す貴重な深海生物の姿に驚愕!最新技術を結集した潜水船の謎に迫る。
生活・ビジネス- 705 回再生
- YouTube
「しんかい6500」の航海ダイジェスト映像をご紹介! こちらで紹介する動画は「jamstecchannel」が制作した「生命の限界に迫る 「しんかい6500」世界一周航海 QUELLE2013 ダイジェスト」です。 動画で紹介されている「しんかい6500」は2013年に南半球の深海極限環境の調査を行いました。 動画では、航海中に映された深海生物や、さまざまな科学的発見や貴重な資料やデータがまとめられています。 こちらの記事では「しんかい6500」の情報を動画に沿って紹介します。 動画で紹介されているしんかい6500とは 画像引用 :YouTube screenshot 「しんかい6500」は、現在世界で2番目に深く潜れるという潜水調査船です。 動画では0:38より支援母船「よこすか」から降ろされる「しんかい6500」がご覧になれます。 1989年に三菱重工業神戸造船所によって「しんかい6500」進水式が行われました。 2002年に「しんかい2000」が運用休止となり「しんかい6500」は現在日本唯一の大深度有人潜水調査船となりました。 現在は、後継機として「しんかい12000」の開発構想が進められています。 国立研究開発法人海洋研究開発機構が所有する「しんかい6500」は、その名の通り6500mまでの潜水調査が可能です。 現在は地震や地殻プレートの調査、深海生物の生態系や進化の調査、深海生物資源の調査などをしています。 動画でも1:03より深海に住むちょっと変わった生物や実験の様子が幾つも紹介されています。 「しんかい6500」の運用には、支援母船のよこすかの協力が必要です。 動画で紹介されている「しんかい6500」の航路をチェックしよう! 画像引用 :YouTube screenshot 動画には「しんかい6500」がどのような航海をしたのかが詳しく紹介されています。 動画の1:03から紹介されているのはインド洋ドードー&ソリティア熱水フィールドの様子。 続いて1:45からはブラジル沖リオグランデ海膨・サンパウロ海嶺、ブラジル沖サンパウロ海台、カリブ海中部ケイマンライズ、南太平洋トンガ海溝、南太平洋ケルマディック島弧、ルイビル海山列での調査の映像も収められています。 「しんかい6500」の性能や、航海中の過ごし方とは? 画像引用 :YouTube screenshot 「しんかい6500」の船体は楕円形になっており、全長は9.7mほど。 船体の推進力(スクリュー)によって潜行できます。 主電力には現在リチウムイオン電池が採用されています。 調査用装備を積んだ「しんかい6500」には整備士はおらず、パイロットなどの乗組員が整備士を兼務します。 調査を終えて整備場に入る「しんかい6500」は動画の6:21よりご覧になれます。 船内にトイレはなく、簡易トイレを持ち込むそうです。 「しんかい6500」の展示やグッズの情報をチェック! 画像引用 :YouTube screenshot ペーパークラフトやフィギア、レゴ、バンダイによって作られたプラモデルは「しんかい6500」のファンに大人気。 また、横須賀の海洋科学博物館では「しんかい6500」の実物大模型が一般公開されています。 深海生物の標本や研究成果の展示もあるので、ぜひ足を運んでみましょう。 「しんかい6500」の紹介動画まとめ 今回は、深海の不思議を調査する「しんかい6500」の魅力をご紹介しました。 「しんかい6500」には、生命の神秘を探るという重要なミッションがあります。 こちらの動画をご覧になれば、普段知ることのない海底の世界を潜水艦で冒険しているような気分を味わえますよ。 【公式ホームページ】有人潜水調査船「しんかい6500」 https://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/ -
動画記事 1:39
仏像をCTスキャンしたら天才仏師の運慶の作品だった!?大迫力の芸術品は歴史を覆す大発見!
歴史 芸術・建築物- 157 回再生
- YouTube
奈良興福寺南円堂の四天王像のCTスキャン調査に関する動画をご紹介! こちらの『奈良・興福寺の国宝「四天王像」、作者は運慶? X線CTスキャン調査で技法解明』は「朝日新聞社」が公開した、奈良興福寺南円堂の四天王像に関する動画です。 2017年に東京国立博物館(東博)は、特別展「運慶」に合わせて、奈良県にある興福寺の仏像をCTスキャンしました。 これにより、日本彫刻史上最高傑作といわれる無著世親菩薩立像の作者が天才仏師運慶である可能性が浮上したのです。 現在、日本国内には運慶作の仏像がほかに31体あるとされますが、今後の調査で運慶作と考えられる仏像が増える可能性もあります。 動画で紹介されている四天王像のCTスキャン調査とはどんなもの? 画像引用 :YouTube screenshot 動画によると、奈良県興福寺南円堂の四天王像と興福寺北円堂の無著・世親両菩薩立像をCTスキャン調査したところ、いずれも芯のある木材を組み合わせていたことが分かりました。 これにより興福寺四天王像は運慶作ではないかと言われています。 無著・世親像の技法との共通性は双方の作者が運慶であるということを裏付ける重要な要素となりそうです。 動画では、2mを超える大きさの仏像を丁寧に梱包し、0:49よりX線CTスキャンを行います。 動画の0:10より、東京国立博物館の浅見龍介企画課長はインタビューで「この四天王像は今までX線透過撮影がされたことが無く像内の様子や構造が把握されていなかった」と語ります。 動画で紹介されている四天王像とはどういったもの? 画像引用 :YouTube screenshot 四天王像とは仏教で四方を守護している四神のことで、東方の持国天像、南方の増長天像、西方の広目天像、北方の多聞天像で構成されます。 興福寺の四天王像は運慶の父である康慶の作と考えられていましたが、今回の調査や作風の研究から、運慶の工房で作られた可能性が高まりました。 動画で紹介されている興福寺には国宝や国重要文化財が数多くある 写真:奈良県・興福寺 奈良県にある興福寺は東金堂と西金堂、北円堂や南円堂といった歴史的な建造物で構成されています。 興福寺の木造四天王立像は、動画で紹介されている南円堂の四天王像と入れ替わる形で旧金堂から南円堂へ移されました。 興福寺にはほかに阿修羅像、木造薬王菩薩・薬上菩薩立像、銅造薬師如来坐像、両脇侍像、木造文殊菩薩立像、木造維摩居士坐像、木造十二神将立像、銅造仏頭といった、平安時代や鎌倉時代に製作された寺宝が数多くあります。 興福寺四天王像の調査に関する動画まとめ 画像引用 :YouTube screenshot 今回は、仏像に関する歴史的価値の高い発見を動画でご紹介しました。 この東京国立博物館の調査は、歴史の謎を紐解く重要な発見になるかもしれません。 奈良県は平城京の時代から栄え、現在でも東大寺や春日大社、薬師寺や当麻寺など色々な見どころがあります。 仏像や歴史に興味がある方は、ぜひ足を運んでみましょう。 【公式ホームページ】法相宗大本山 興福寺 https://www.kohfukuji.com/