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動画記事 1:01
長野県安曇野市の穂高神社「御船祭り」、山車のぶつかり合いは迫力!奥宮の明神池も必見
祭り・イベント 伝統文化- 55 回再生
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長野県安曇野市「穂高神社」御船祭りの動画紹介 画像引用 :YouTube screenshot 今回は『あづみ野テレビ』さん制作の『穂高神社御船祭り』という動画を紹介します。 長野県安曇野市穂高神社で行われる御船祭り。動画では、子どもから大人まで地域一丸となって取り組む御船祭りの様子が映し出されています。冒頭の舞巫女さんの可愛さとは異なり、巨大な山車を激しくぶつけ合う様子は迫力満点! まずは勇壮なお祭りの様子を動画でご覧ください。 6世紀にまで遡る古い歴史を持つ「御船祭り」とはどんなお祭り? 画像引用 :YouTube screenshot 長野県無形民俗文化財に指定されている「御船祭り」は、毎年9月26日~9月27日に長野県安曇野市の穂高神社で行われます。 御船祭りの起源は、紀元6世紀まで遡ります。九州の海人族と現在の安曇野市に暮らす人々の祖先である安曇族が、移住し住み着いた歴史を祝うお祭り。また、白村江(はくすきのえ)の戦いで将軍として戦死したとされる安曇比羅夫(あづみのひらふ)を追悼する行事ともいわれています。 御船祭りでは、高さ6mもの大人船とやや小ぶりの子供船など、合わせて5台の山車が使用されます。海人族が移住してきたことになぞらえて山車は船を模した形をしており、山車の上にはさまざまな歴史を手作りで表現した穂高人形が飾られています。 【動画】0:01~ 穂高人形 安曇野の人々によって継承された穂高人形を乗せた御船は、各町内を曳行したあと穂高神社に集結します。地域の子どもたちも参加するお囃子に合わせ、大人船と呼ばれる2台の山車を激しくぶつけ合う様子に群衆は大きく沸き、御船祭り最大の見どころを迎えます。 【動画】0:37~ お囃子と御船をぶつけ合う様子 穂高神社の御祭神は?ご利益や限定御朱印もご紹介 写真:長野県安曇野市・穂高神社本宮 穂高神社の御祭神は、海神である綿津見命(わたつみのみこと)と、安曇氏の祖神であり綿津見命の子にあたる穂高見命(ほたかみのみこと)、天照大御神の孫である瓊々杵命(ににぎのみこと)です。 位の高い複数の神々を祀る穂高神社は、金運や商売繁盛、交通安全、学問、夫婦円満など多くのご利益があるとされ、お守りも多数用意されています。 また、穂高神社境内には日本一といわれるほど大きなステンレス製の健康長寿道祖神があります。2013年に長野県が日本一長寿な県と認定されたことを記念し作られたもので、健康長寿や縁結びのご利益を得られるといわれています。 御朱印は毎日9時~17時に穂高神社本宮でいただけます。また、正月期間や、奉射祭・例祭などには限定の御朱印を頒布されているので、御朱印を集めている方はその時期を狙ってお参りするのもよいでしょう。 嶺宮遥拝所(穂高神社旧嶺宮)に参拝すると、穂高神社本宮または奥宮社務所にて「嶺宮御朱印」をいただくこともできます。 ひと月を無事に過ごせたことに感謝し、新たな月のご加護を祈願する月詣(つきまいり)。穂高神社の四季折々の美しい絵柄を添えた「月詣 御朱印」は月ごとに柄が変わります。毎月参拝して御朱印を集めたくなりますね。 「明神池」にある穂高神社の奥宮は四季を通して自然が美しいパワースポット 写真:長野県安曇野市・穂高神社奥宮 穂高神社奥宮は、安曇野市上高地河童橋から1時間ほど歩いた明神岳のふもとにあります。奥宮のすぐそばの明神池は、古来より雨乞いが盛んに行われ神域ともいわれています。 また、毎年10月8日には登山の安全祈願や山への感謝のため、二艘の舟で明神池を一周する御船神事「穗髙神社奥宮例大祭(明神池お船祭り)」が行われます。 手前から一之池、二之池と呼ばれる明神池は、湧水や伏流水により冬になっても氷結しません。このことから「鏡池」とも呼ばれる明神池は、年間を通して静かな水面に美しい自然を映しています。明神池の見学には拝観料300円が必要です。 「神竹灯」や「風鈴祭り」など穂高神社はイベントがたくさん! 写真:長野県安曇野市・穂髙神社の神竹灯 穂高神社では、御船祭り以外にも季節によってさまざまなイベントが催されています。毎年12月の週末には、夕方から夜にかけて数週間にわたり「神竹灯」が開催されます。およそ10,000本もの竹灯籠が並び、境内は神秘的な雰囲気に。指定された時間までに点灯用のライターを持参していくと、点灯式に参加できるかもしれません。 避暑地として知られる長野県安曇野市。穂高神社では「音色さわやか風鈴祭り」というイベントが毎年7月~8月に行われます。色や形がさまざまな風鈴には願いが込められた短冊がつけられ、本殿の前にある神楽殿の軒下で涼しげな音色を響かせています。 穂高神社のお祭りまとめ 写真:長野県安曇野市・穂髙神社奥宮の境内にある明神池 信州安曇野の人々に継承されている伝統文化には、海人族という海に面していない長野県からは想像もつかないほど古い歴史と背景がありました。 動画からも伝わるように、穂高人形を乗せた巨大で豪華な山車をぶつけ合う様子は、周囲から驚きの声が上がるほど迫力があり見応え抜群!インスタ映えする写真も撮れることでしょう。 スピリチュアル好きな方にもおすすめの穂高神社・明神池はアクセスも良好なので、御船祭りを見に来た際や、周辺に旅行で訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。 【公式ホームページ】穂高神社 【トリップアドバイザー】穂高神社 -
動画記事 10:06
おばあちゃんが作る伝統的な日本のおせち料理。そこには人生の教訓が詰まっていた!? まさみおばあちゃんのおせち料理を通して人生の本質が学べる動画
グルメ 伝統文化- 78 回再生
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おばあちゃんのおせち料理動画紹介 今回紹介するのは『Grandma's Recipes』が作成した『Grandma's Recipes|まさみおばあちゃんのおせち』という動画です。 日本では、お正月になると食べられる伝統的な日本料理の「おせち料理」。何気なく口にしているおせち料理には、さまざまな願いが込められていることは知っていますか? 今回は大正、昭和、平成、令和と激動の時代を生き抜いた『まさみおばあちゃん』のおせちレシピを通じて、おせち料理について再確認してみましょう。 まさみおばあちゃんは、8歳の時から親元を離れてご奉公に出て現在99歳。おばあちゃんの半生には2度の戦争、関東大震災や伊勢湾台風、阪神淡路大震災、東日本大震災など、いくたびもの苦難に見舞われました。それでもおばあちゃんは「平凡に生きちゃったもんな」と笑顔で話してくれます。「平凡に生きる」ことが難しい現代において、この言葉はとても重い意味を持つのではないでしょうか。 激動の人生を送った80歳以上のロックなおばあちゃんたちに「おふくろの味」という幸せレシピを学ぶのがこの動画の趣旨。今回は長野県に伝わるばあちゃんの幸せレシピ「御節料理(おせちりょうり)」を見てみましょう。 おせち料理の歴史と由来 写真:おせち料理 おせち料理というのはそもそも節会や節句など季節の節目(五節供)に歳神様に捧げる供物として調理される料理でした。五節供の中でも特に重要とされてきたのが正月、現代のように重箱に盛り付けて正月料理として作られるようになったのは江戸時代からだと言われています。 おせち料理の「おせち」にはお節、御節などの漢字が当てられます。このネーミングも五節供が由来で、意味は節会(せちえ)の略というのが一般的な解釈です。 おせち料理の地域性と定番レシピ 写真:おせち料理・祝い肴三種 おせち料理には地域性がありますが、祝い肴三種(三つ肴、口取り)、煮しめ、酢の物、焼き物で構成されるというのが基本的なレシピです。 三つ肴のうち、全国的に共通しているのは「黒豆と数の子を用いる」こと。ですがもう一品は、関東ではごまめ(田作り)、関西ではたたきごぼうという違いがあります。重箱は四段重を用いて、20~30種類の料理を盛り付けるというのが最も一般的なおせち料理のスタイル。 おせち料理の中でも特に人気が高い定番料理といえば、伊達巻き、きんとん、紅白なます、かまぼこ、鯛の姿焼き、鰤の照り焼き、車海老艶煮、煮蛤、昆布巻き、筑前煮などですね。鯛や鰤、車海老など縁起の良い高級食材が使われていることで、ハレの日の祝い善という雰囲気に。 近年はスーパーでもクリスマスが過ぎるとおせち料理の具材が並びます。ほぼ調理済みなものも多くあるので、今はおせち料理は比較的簡単に食べられるようになりました。 おせち料理に込められた意味 写真:おせち料理・栗きんとん おせち料理にはどのような意味や願いが込められているのか、いくつかご紹介します。 ●栗きんとん 黄金色の見た目の豪華さや美しさに加え、「勝ち栗」といわれる栗を食べることで、勝負運がよくなる、豊かさを願う料理です。 ●黒豆 「まめに働く」のごろ合わせとともに、健康でこの一年も働けますようにという願いが込められた料理。 ●数の子 子宝や子孫繁栄の願いが込められています。ニシン(二親)の卵である数の子のように、多くの子どもに恵まれるイメージからきているおめでたい食材です。 写真:おせち料理・昆布巻き ●昆布巻 「喜ぶ」「よろこぶ」「養老昆布」の言葉にかけて、昆布はお祝いの品として使われます。またニシンを昆布で巻くことで「結び」を意味し、子孫繁栄の願いも込められています。 まさみおばあちゃんの一人用おせち料理 おせち料理は家庭で作るよりも市販やネット通販を利用し、大晦日や元日に配送してもらうことの方が一般的になりつつ現代。おせち料理そのもののバリエーションも増え、和風一辺倒ではなく中華風、フランス料理風、また子供向けおせち料理なども登場し年の瀬の市場を賑わせています。 今回の動画の主役まさみおばあちゃんは現在99歳!現在一人暮らしですが、毎年おせち料理は手作りなのだそう。一人用のシンプルなおせちに見えますが、煮干しの出汁から丁寧にとった手作りの鯉こく風おみそ汁、くるみ餅、おやき、ごぼうとニンジンのきんぴら、大根のなます、お煮しめはどれも美味しそうです。 【動画】5:00~ ごぼうとニンジンのきんぴらを作る様子 【動画】7:14~ 野沢菜のおやきを作る様子 長生きの秘訣は食事にあり!? 完全食材の「大豆」 写真:大豆 まさみおばあちゃんに長生きの秘訣を聞くと、「貧乏で働き詰めだったけど、大豆や豆類はよく食べていたからそれが健康の秘訣かもしれない」と語ってくれました。 醤油や味噌、納豆、豆腐、おから、きなこなど。日本の食卓は米と同じぐらい大豆が重要な食材であることがわかります。おせち料理を作るときにも欠かせない食材ですね。 大豆にはレシチン、食物繊維、イソフラボン、タンパク質、炭水化物、各種ビタミンやミネラルがバランスよく配合されている完全食材と言われています。日本人の長寿の秘訣は大豆にありといっても過言ではないのです。平安の昔から日本の食と日本人の健康を支えてきた影の主役が大豆ということですね。 おばあちゃんのおせち料理まとめ 豪華なお重のおせち料理は目にも鮮やかですが、まさみおばあちゃんのレシピのような素朴で健康的な手作りおせち料理もいいですね。この冬、まずは一品から挑戦してみてはいかがでしょうか。