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動画記事 2:51
石川県七尾市の青柏祭を4K動画で!青空にそびえる日本一巨大な山車「でか山」、辻廻しなど見どころもご案内します
祭り・イベント 伝統文化 観光・旅行- 70 回再生
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石川県七尾市「青柏祭のでか山」動画紹介 今回は『officeliquid』さん制作の『青柏祭 でか山が街を行く 2017 in 4K』という動画を紹介します。 石川県七尾市の青柏祭(せいはくさい)の様子を、4K映像で撮影された迫力ある動画です。ユネスコ無形文化遺産に認定された青柏祭では、通称「でか山(でかやま)」と呼ばれる日本一大きな山車が街の中を曳き歩きます。路地から路地へとでか山が進む光景は勇壮そのもの。掛け声と5月の風、まるで目の前で繰り広げられているかのような臨場感は高精細映像ならではです。まずは2分50秒の動画で能登への初夏旅をお楽しみください。 ユネスコ無形文化遺産に登録された青柏祭はどんな祭り?その歴史と由来を紐解きます。 写真:石川県七尾市・青柏祭 青柏祭は、遡ること平安時代に源順(みなもとのしたごう)が国祭りとして始めたといわれています。能登畠山氏3代城主義統(よしむね)が京文化を取り入れようと京都の祇園山鉾にならい、曳山(山車)を青柏祭に奉納したのが「でか山」の始まりなのだそう。 神様に供える食べ物(神饌:しんせん)を、青柏の葉に盛って供えた事が名前の由来となっている青柏祭。能登に下向した際に大地主神社(おおとこぬしじんじゃ)に参詣し、神前に青柏を奉納したと伝えられています。大地主神社にて、毎年行われている春祭り、それが青柏祭なのです。 【動画】0:22 ~ 見上げるほど大きな「でか山」 1,000年以上の歴史ある「青柏祭」、1983年に曳山祭事が国の重要無形民俗文化財として指定され、さらに2016年にはユネスコ無形文化遺産に「山・鉾・屋台行事」が登録された、由緒ある伝統的な春祭りです。 青柏祭の代名詞「でか山」とは?人形見・人形宿とは?特徴と大きさを紹介 「でか山」とは、日本一の大きさを誇る山車の通称です。高さ12メートル、重さ12トン、車輪の直径2メートルもある、巨大な山車が人力で曳かれるさまは迫力満点。でか山の素晴らしさは、その大きさだけではありません。でか山の前面に飾りつけられる歌舞伎の名場面をあらわした舞台や人形も見どころ。舞台には悪疫退散や豊かな暮らしを祈念し、神々の降臨を仰ぐ一本の若松も立てられます。 でか山の舞台で飾られる人形は「人形見(にんぎょうみ)」として、きめられた「人形宿(にんぎょうやど)」にてお披露目されます。人形見は、いわば青柏祭の前夜祭のこと。5月2日の夜には各町の人形宿にてお披露目が始まり、一般観光客の見物可能となります。 人形見は、でか山を間近で見られる貴重な機会。この機を逃さず一度はゆっくりと見てみたいものですね。こうしてひと晩のお披露目ののち、毎年新しく作られた人形たちはでか山の舞台に上がっていきます。でか山は、まさに能登の歴史と文化が感じられるスケールの大きな主役的存在なのです。 青柏祭の見どころ「辻廻し(つじまわし)」!花火は曳き出しの合図!! 画像引用 :YouTube screenshot 青柏祭の見どころは、辻廻しと呼ばれる山車の旋回です。 辻廻しは、車輪に梃子(おおてこ)を差し込み、方向転換を行うもの。街中の狭い通りで行われる8mの大梃子による辻廻しは最大の見せ場。 大梃子の上に、次々と若連中がのり、てこの原理で前の車輪を浮かせ、そこに回転用の地車を固定させます。危険を伴いながら、山車を回転させるシーンは見ごたえたっぷりです。 【動画】2:35 ~ 大梃子に乗る若連中、辻廻しの様子 迫力満点の辻廻しは、5月3日の夜から5日の夜まで市街地各所で行われます。 そして、青柏祭のもう一つの見どころが花火。と言っても、青柏祭の花火は夏の花火大会などの花火とは異なり、3つの町の「でか山曳き出し」の合図になっています。5月3日の20時半ごろに上がる一発目の花火は、最初に曳き出す鍛冶町の時間です。続いて、府中町の曳き出時間5月4日の深夜1時に2発目が、最後の魚町は5月4日の朝8時に上がります。魚町だけが他の2町と異なり、7時と8時に2度の花火の合図があります。花火の打ち上げ時刻は開催年によって変更があり、雨天や曇りの日には花火は上がらないことも。事前情報および気象情報を現地にてご確認ください。 2024の青柏祭はいつ開催?開催場所は? 七尾市街地中心部にある大地主神社で行われる青柏祭は、例年5月3日~5日に開催されます。ですが2020年からは新型コロナウイルス感染拡大の影響で神事のみが行われていました。終息後の2023年に「でか山巡行」は4年ぶりに再開され、大いに賑わいました。 しかし、2024年の青柏祭は、能登半島地震の影響により中止が決定。一日もはやく地元の方の日常生活が戻り、復興後に青柏祭が再開されることを願います。 開催期間中の周辺エリアは大変混雑します。交通規制も行われますので自動車でお出かけの際は、臨時駐車場の情報を含め、事前確認をおすすめします。 青柏祭、山車の曳き手として一般参加できる?できない? 画像引用 :YouTube screenshot 例年、曳き手としての一般参加が可能な青柏祭。ですが2022年は残念ながら新型コロナウイルス感染症拡大防止のために適いませんでした。2023年の曳き手の一般参加についての詳細は現時点では発表されていません。 国の方針として3月13日以降マスク着用が個人判断にゆだねられるなど、新しい生活様式が進化しています。曳き手の一般参加の実現を願いつつ、正式発表を待ちましょう。青柏祭の期間中は地域でたくさんの観光イベントが開催されますので、そちらも併せてお楽しみください。 石川県七尾市「青柏祭」まとめ 青柏祭は、能登の代表的な祭りと称される春祭り。古来より続けられてきた曳山の儀式には、多くの民の願いが込められてきました。 最大の見せ場である「でか山巡業」の前に、毎年趣向を凝らした人形や飾りが間近で見ることができる人形宿にぜひ足を運んでみてください。より青柏祭を楽しめることでしょう。 七尾市は、観光スポットが多い金沢市から電車でも車でも約1時間の距離という、アクセスのよい絶好の周遊観光地のひとつです。伝統行事を楽しみつつ、能登のグルメや多彩な観光をゆっくり楽しむ旅をおすすめします。 -
動画記事 10:47
350年の歴史を持つ石川県能登町の「あばれ祭り」は必見!神輿を叩きつけ、川に沈める!他では見られない過激なお祭り!
祭り・イベント 伝統文化- 288 回再生
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石川県能登に伝わる日本の伝統「あばれ祭り」とは? こちらの動画は「和倉温泉 多田屋 WAKURAONSEN TADAYA」が公開した石川県能登町宇出津に伝わる、「あばれ祭り」を紹介した「あばれ祭 - のとつづり」です。 あばれ祭りは350年以上の歴史がある日本の伝統行事で、無形民族文化財にも指定されています。 このお祭りは、キリコ祭りの先陣を切って行われる勇壮な祭りで、2日間に亘っておこなわれます。 1日目は約40基のキリコ山車が大松明(おおたいまつ)の火の粉を浴びながら無病息災を祈願し、御囃子や掛け声、太鼓に合わせて街を練り歩きます。 2日目には宮神輿が登場し、いやさか広場にキリコと神輿が集結しクライマックスを迎えます。 あばれ祭りという名前は宮神輿を水中や炎の中に投げ込んだり、地面に叩きつけるなどの過激なしきたりから由来しています。 祭りの期間は花火やライブ、屋台なども出て、能登の街はあばれ祭り一色になります。 石川県能登地方に伝わるキリコお祭りとイベント情報 あばれ祭りはキリコ祭りのオープニングを飾る祭りです。 キリコとは巨大な灯篭を模した山車のことで、キリコ吉祥文字と言われる地区ごとの願いや祈りを込めた文字を記し、御囃子や太鼓で祭囃子を鳴らしながら能登の街を練り歩きます。 キリコ祭りは石川県能登地方の住民にとって最も重要な夏祭りと言われていて、毎年祭りの時期には帰省し祭りに参加するしきたりなのだそうです。 特に宮神輿は一年を通じて石川県能登地方の祭りに参加し、貢献した担ぎ手だけが持つことを許されている特別な神輿です。 あばれ神輿の歴史と日本神話のつながり 江戸時代にかけて石川県周辺の能登地方は日本海に面した海上交通の要所でした。 加賀百万石と称された金沢を有し人の往来が絶えない豊かな地域でしたが、降水量が多くたびたび疫病の流行に悩まされていました。 そこで本格的に疫病が流行る前にキリコに魔を封じ、炎で清めたのがキリコ祭りの始まりと言われています。 昔から八坂神社では無病息災の祈祷が行われてきたのですが、肝心の宮神輿にまで悪鬼が取り付いてしまったので、神輿を乱舞させ地面に叩きつけ病魔ごと葬ったというのが神輿の扱いに関する由来です。 八坂神社の御祭祀、素戔嗚命(スサノオのミコト)は神仏習合により牛頭天王と同一格となり、京都八坂神社の祇園社信仰と結びつき、全国に広がりました。 素戔嗚命はヤマタノオロチを退治したことでも有名な日本神話を代表する神様で仏教では薬師如来が同格です。 このため、無病息災、悪鬼退散などのご利益があると言われています。 石川県能登に伝わる日本の伝統「あばれ祭り」のまとめ 石川県能登に伝わる日本の伝統奇祭「あばれ祭り」は1997年に「能登のキリコ祭り」として国から「無形民俗文化財」に指定され、その後2015年に文化庁から日本遺産の最初の18件の1つに選ばれました。 動画では2016年に行われた迫力ある祭りの模様を紹介しています。 来年はあなたも浴衣や、はっぴで石川県能登の「あばれ祭り」に足を運んでみませんか? 日程やイベント情報、当日の駐車場情報は「能登町観光ガイド」でご確認ください。 -
動画記事 0:59
幻の駄菓子「金花糖」は食べるのがもったいない美しい和菓子!石川県金沢市で雛祭りを彩る縁起物の秘密に迫る!
グルメ 伝統文化 祭り・イベント- 158 回再生
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石川県金沢市で雛祭りに飾られる金花糖を紹介する動画について こちらの動画は「nippon.com」が公開した「【4K動画】北国の雛(ひな)祭りを彩る金花糖:石川県金沢市| nippon.com」です。 女の子の健やかな成長を願う毎年3月3日の日本の伝統行事である雛祭り(桃の節句)で雛人形とともに飾られる縁起物の砂糖菓子「金花糖(読み方:きんかとう)」を紹介する動画です。 石川県金沢市では、北国の長い冬の終わりとともに訪れる桃の節句をカラフルに演出する和菓子文化として幻の駄菓子「金花糖」を飾る伝統が続いています。 こちらの記事では、金花糖の文化や風習について解説します。 動画では、雛壇の雛人形とともに飾られる、鯛やヒョウタンなどが形作られた金花糖が紹介されます。 まずは動画で金花糖とはどのようなものなのか、是非ご覧ください。 動画でご覧になれる金花糖とは 写真:雛人形 江戸時代、加賀百万石の城下町だった金沢で、雛祭りに君主に献上された南蛮菓子・金平糖(こんぺいとう)や有平糖(あるへいとう)が金花糖の発祥・ルーツと言われています。 加賀藩政期以降は、雛人形とともに飾られる砂糖菓子として庶民にも広がり、結婚式の引き出物としても利用されました。 金花糖の作り方・製造方法は、煮溶かして水飴状になった白ザラ糖(ザラメ)を、熟練菓子木型職人が彫った木型に流し込み、徐々に冷やしながら中を空洞にして作られます。 そのあと型から出して、和菓子職人が一つ一つ食紅で彩色して完成します。 金花糖は、気温・水温・湿度などを見極めて作る技術のいる繊細な手作りの品なのです。 画像引用 :YouTube screenshot 金花糖では、鯛やハマグリ、サザエなどの魚介、たけのこやナス、キュウリなどの野菜、キノコ、桃やブドウなどの果物と海の幸・山の幸が形作られます。 他にオシドリなどの縁起物も作られます。 金花糖と似た商品で「琥珀糖」がありますが、琥珀糖は砂糖と寒天で作られるという違いがあります。 金沢の老舗和菓子屋が現在も丁寧に手作りされていて、通販で山本製菓やまんねん堂などの商品を購入することも可能です。 熟練の和菓子職人でないと作れない手の込んだ難しいお菓子なので、2〜3アイテムの小さな飾りでも価格は3000円程度、大きなものは1万円を超えるものもあります。 また、桃の節句の時期のみと、期間を限定して販売されることが多くなります。 動画の0:20からは、金花糖がアップで捉えられますので、色鮮やかで繊細な手仕事をご確認ください。 また、飾り終わった金花糖はどうするのか気になられる方もいらっしゃると思います。 金花糖の一番多い利用法は、煮物料理の味付けです。 ほかに、小さく砕いてアメのようにおやつとしていただいたり、コーヒーに入れたりも。 金花糖はお砂糖として使えるゴミが出ない飾りなのですね。 ハッカ味も販売されており、そのまま気軽に食べれる商品もあります。 石川県金沢市の春の訪れを告げる風物詩・金花糖のまとめ 動画「【4K動画】北国の雛(ひな)祭りを彩る金花糖:石川県金沢市| nippon.com」は、雛人形とともに飾られる金花糖を美しく鮮明な画像で紹介していますので、ぜひ動画をご堪能ください。 この動画をご覧になってカラフルでどこかユーモアのある可愛らしい金花糖の魅力に気づかれたら、春の訪れとともにご自宅に飾られてみてはいかがでしょうか。