勝ちだるまが人気!大阪箕面「勝尾寺」の見どころを解説。だるまの意味や目の書き方、美しい境内ライトアップの時期も紹介します。
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大阪府箕面市「勝尾寺」動画紹介
写真:大阪府箕面市・勝尾寺の紫陽花
今回は『BURARI JAPAN』さん制作の『勝ちダルマの勝尾寺|大阪箕面市の美しいお寺 - Katsuo-ji Temple(Osaka, Japan)』という動画を紹介します。
勝尾寺(かつおじ)の山門から続くお清め橋と霧、木々の緑と赤を基調とした建築物のコントラストが美しい境内、至るところに置かれた多くのだるまの様子などが約5分の動画に収められています。まずは、境内にあじさいが咲く季節に撮影された、神秘的で勝運信仰への想いを感じさせる映像をご覧ください。
勝ちだるまで話題の勝尾寺はどんなお寺? 歴史とご利益、だるまとの関係について
写真:大阪府箕面市・春の勝尾寺
勝ちだるまで話題の勝尾寺の歴史は、奈良時代までさかのぼります。宝亀6年(775年)に彌勒寺(みろくじ)と言う名で開山。六代座主の行巡(ぎょうじゅん)自身が持つ法力を使い、病に伏せていた清和天皇を祈祷により治しました。このことから「王に勝った寺」の意味で「勝王寺」の寺号を帝より賜ります。
ですが、行巡は謙遜の気持ちから「王」を「尾」に変えて呼び方は変えずに「勝尾寺」とし、徐々に勝運信仰が広がったとされています。
勝尾寺の「勝」は自分に向き合い己に勝つ意味があり、だるまの座禅の思想と一致するものです。そこで、だるまのお腹に「勝」の文字を入れた勝ちだるまを取り入れて、諸願成就の手法としたと言われています。
勝運のご利益がある勝尾寺には、受験や就職、商売繁盛などを願い、多くの人が訪れています。
勝ちだるまの意味は? 値段と書き方・置き方を解説
写真:大阪府箕面市・勝尾寺のダルマ
勝ちだるまは、七転び八起きの精神のもと己に勝つ意味があります。願った日より1年を区切りとして、だるまに書いた願いを達成する誓約書のような意味合いを持ちます。
勝ちだるまの値段は2,000円~200,000円と幅広く用意されています。授与所でご縁を感じただるまを授かり、年間目標を背中に人生の目標を底面に書いたら、線香に思いを込めて火をつけ、煙をだるまに染みこませるように薫香します。
目標達成のためにあらゆる努力をすると誓いを立てて、だるまの右目に目を入れましょう。自宅に持ち帰った後は目につくところに置くのがおすすめです。その後は目標達成時か1年後に勝尾寺に奉納します。成就した人は左目を入れ、成就しなかった場合でも片目のまま本堂にて報告と感謝の気持ちを伝えましょう。
【動画】2:02~ 奉納された勝ちダルマ
勝尾寺は紅葉も見どころ! 夜間特別ライトアップがおすすめ
写真:大阪府箕面市・勝尾寺の弁天堂と池の紅葉
毎年11月初旬になると勝尾寺の紅葉が楽しめます。山門から広がる八万坪の境内は赤や黄色に色づき、周囲の山々の緑を背景により一層引き立ちます。夜間のライトアップも行われ、観音池台地から多宝塔を見上げる風景は勝尾寺ならでは。そのほかのおすすめスポットも紹介しましょう。
●山門~お清め橋~弁天堂~多宝塔
山門をくぐったお清め橋からは、多宝塔や弁天堂が目に入ります。水面に映る紅葉と建物、お清め橋の霧が幻想的な世界を演出し、その先には美しい日本の景色が広がります。
【動画】0:05~ 山門・お清め橋・弁天堂
●本堂や二階堂(法然上人第五番霊場 納骨堂)に向かう参道
本堂や二階堂へ向かう参道は、まるで紅葉のトンネルのよう。目に入る景色が紅葉一色、限られた時期にだけ見られる特別な空間です。
【動画】2:56~ 本堂
●二階堂からの眺め
高台にあり、境内一面を見渡せる二階堂。見上げる紅葉とはまたひと味ちがう、勝尾寺ならではの紅葉が眼下に広がります。
勝ちだるまの勝尾寺まとめ
写真:大阪府箕面市・勝尾寺のダルマ
大阪府箕面市にある勝尾寺の動画はもうご覧いただきましたか?豊かな自然と趣ある風景、勝ちだるま奉納棚の溢れんばかりのだるまなど見どころ満載です。境内のあちこちで見られる小さなだるまは、だるまみくじで授かれます。ぜひ持って帰りお家に飾りましょう。
紅葉シーズンの夜間特別ライトアップ期間には、全国から紅葉ファンが訪れ、本堂や二階堂へ向かう参道は毎年多くの人が紅葉トンネルを目当てに集まります。
勝尾寺内には専用駐車場はありますが、期間中は混み合うこと必至なので、阪急電鉄箕面駅からタクシーを利用することも検討しておきましょう。
見どころ満載の勝尾寺は、美しく神秘的な日本の風景を堪能できるおすすめスポットです。紅葉シーズンのみならず、青々とした緑が美しい時期にも訪れてみてはいかがでしょうか。
【公式ホームページ】勝尾寺
【トリップアドバイザー】勝尾寺