山形県天童市は将棋駒生産の国内シェア率がなんと95%!日本の伝統文化、そして将棋文化を守るまちづくりと伝統技法を受け継ぐ将棋駒職人に密着!
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山形県天童市のこだわり深い将棋駒の生産と人間将棋のPR動画!
こちらは山形県天童市広報係が公開した東北地方にある山形県天童市の地域プロモーション動画「天童市の将棋駒文化~生産者の想いと人間将棋~」です。
天童市は日本の将棋駒の95%以上生産している山形県の小さな街。
歴史は古く、そのルーツは1830年頃までさかのぼります。
将棋というゲームそのものが武士道の生き方に通じるということから、天童市では幕末の頃より将棋の駒が武士の内職として制作されるようになったのが起源とされています。
天童市の将棋に対する思いは強く、まちづくりの一貫として様々な将棋イベントが開催されています。
動画の0:38からご覧になれるように郵便ポストやタクシー、橋の上に将棋の駒のモニュメントが付いていたり、道路の歩道には「詰将棋」があります。
山形県天童市のまちづくりと将棋!街全体が将棋に溢れたユニークな天童市の魅力
写真:山形県天童市・人間将棋
将棋で有名な天童市では「天童桜まつり」と「人間将棋」が催されます。
ちょうど4月の桜が満開の頃、舞鶴山山頂で約2,000本もの桜に囲まれて開かれるまちづくりイベントの1つ。
1:12からご覧になるできる人間将棋は老若男女問わず多くの人に愛されています。
基本的なルールは通常の将棋と同じ。
人間が将棋駒になって対局するというユニークな将棋大会からは、天童市民の笑顔と将棋に対する熱い思いが伝わってきます。
さすが将棋の街ともいえる魅力満載の天童市。
将棋資料館などの名所を回ることはもちろん、歩きながらお土産を見たり、歩道に装飾された詰め将棋巡りをしたりなど、将棋の街を散策してみるのもおすすめです。
将棋駒文化と95%以上の生産を誇る山形県天童市の将棋駒職人
幕末から現代まで、将棋駒の生産を支えてきた天童市では古くから伝わる天童独自の工法を採用しています。
木地造りという丸太を将棋駒の形に成形していく作業は将棋駒作りの根幹とも言える作業の1つ。
将棋駒を持った人に対する思いが強い天童市の将棋駒職人だからこそ実現できる室の高い成形技術です。
将棋の駒の作業工程は動画は1:52からご覧になることができます。
成形された将棋駒に漆を使って文字を書いていくのが書き駒です。
書道で使用する墨とは異なり、スラスラ書くことができないのが漆。
小さな将棋駒に漆を使って王将や飛車、角などの文字を書いていき、将棋駒に命を吹き込みます。
さらに、印刀を使った彫り駒も有名。
天童市では駒職人が手彫りで文字を彫るのが特徴です。
手彫りならではの質感となめらかさ。
日本の将棋文化、そして大切な伝統文化を天童市が支えているのです。
将棋名人戦やタイトル戦に使用される山形県天童市の彫埋駒と盛上駒
写真:将棋の駒
将棋名人戦やタイトル戦でも使用される彫埋駒と盛上駒は天童市の将棋駒職人の手によって作られています。
400年以上も歴史がある将棋名人制を支えてきたのが彫埋駒と盛上駒。
将棋文化が深く根付いた天童市の老舗旅館「ほほえみの宿 滝の湯」では竜王戦の局場として将棋ファンには広く知られています。
老舗旅館「ほほえみの宿 滝の湯」の竜王の間は羽生善治名人が平成6年に4勝2敗で竜王の座を奪取し、将棋界の歴史に残る名局の場として語り継がれています。
老舗旅館「ほほえみの宿 滝の湯」は一般の方でも予約することができ、天童市の観光拠点として宿泊することができます。
将棋の町、山形県天童市の観光と名産
山形県天童市の名所を巡るには観光ボランティアガイドを利用したり、「天童駒(わらべこま)ガイド」を使用したりすることがおすすめ。
将棋資料館では様々な作品が展示されています。
その他、天童市ではふるさと納税にも力を入れており、返礼品には山形県の名産品であるラ・フランスやさくらんぼ、さらに将棋駒のストラップ、飾り駒や将棋駒や将棋盤のセットなどが用意されています。
山形県天童市と将棋駒文化の紹介まとめ
写真:山形県天童市・天童公園の将棋のオブジェ
幕末から伝わる将棋駒文化。
山形県天童市では古くから将棋駒職人が日本の伝統文化を支えています。
将棋駒職人の熱い思いと伝統文化を守る天童市のまちづくりイベント。
ぜひ、こちらの約6分間の動画で天童市の将棋文化の魅力を味わってみてください。
【トリップアドバイザー】天童市
https://www.tripadvisor.jp/Tourism-g1023678-Tendo_Yamagata_Prefecture_Tohoku-Vacations.html