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動画記事 9:59
「遠州鬼瓦」の魂が宿るかのような精巧な伝統工芸品は職人の匠の技によって作られる!静岡県袋井市の鬼板師が語る遠州鬼瓦への思いとは。
伝統工芸- 506 回再生
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日本伝統工芸、遠州鬼瓦の紹介動画をチェックしよう 今回ご紹介する「遠州鬼瓦 最後の鬼板師」は、日本の家屋や社寺の屋根に使われる伝統工芸品の鬼瓦を製作する過程をまとめた動画です。 日本の鬼瓦を製造する職人は鬼板師と呼ばれます。 動画に登場するのは、静岡県袋井市で遠州鬼瓦を作り続ける遠州鬼秀の4代目名倉孝さん。 跡継ぎである5代目の名倉元久さんとともに、日本伝統工芸を守るため手仕事で鬼瓦を作り続けています。 動画で紹介されている遠州鬼瓦とは?歴史を紹介 写真:遠州鬼瓦 遠州鬼瓦の起源は古く、駿府城築城のおりに三河の瓦職人がこの地でいぶし瓦を生産したことに始まります。 太田川や天竜川沿岸で作られる瓦は、遠州瓦として古くから高い評価を得てきた歴史ある伝統工芸品なのです。 日本伝統の技法を結集して作られた鬼板師の作品は、まるで芸術品のような迫力。魂が宿るかのような出来ばえの遠州鬼瓦は、時代を超えて変わらぬ人気を集めています。 遠州鬼瓦の作り方や、鬼板師の高い技術をご紹介! 画像引用 :YouTube screenshot 遠州地域の良質なたんぼの床土を使い焼き上げることで、銀色の美しい光沢が生まれるのです。 遠州鬼瓦は、材料の粘土に金ベラを使って成形したあとに焼き上げ、さらに何度も磨く工程を経て完成します。 動画では2:02より、職人が型枠を元に粘土に下絵を書き、3:16からは形を成型している作業風景をご覧になれます。 7:40からはヘラで細かな装飾を加え徐々に迫力ある表情の遠州鬼瓦が出来上がる様子を、そして9:03よりは工房の大きな釜で焼き上げる職人の姿をご覧になれます。 画像引用 :YouTube screenshot 日本の伝統工芸品である遠州鬼瓦には、建物の魔除けや守り神といった意味合いがあります。 遠州鬼瓦のほとんどは怒る鬼の姿ですが、平成になってからは特徴的な笑う鬼の鬼瓦やユーモラスなカッパの鬼瓦が考案され、人気を集めています。 動画で紹介されている鬼板師の作品をチェックしよう 遠州鬼瓦の鬼板師の作品は、本格鬼面のほかに鬼面付表札、尺家紋や彫刻飾板など。 ほかに鬼面ペン立てや飾りダルマ、鬼の郵便ポストやストラップといった普段使いできるさまざまな種類の郷土工芸品も販売されています。 静岡県森町はふるさと納税返礼品として、寄附金額12,000円以上の方に鬼瓦工房での遠州鬼瓦ペア体験券を用意しています。 静岡県では、日本の伝統工芸品を身近に感じられるよう、地域をあげて工夫しているのです。 鬼板師によって制作される遠州鬼瓦の紹介動画まとめ 画像引用 :YouTube screenshot 伝統工芸品の遠州鬼瓦は、動画の0:38にあるように屋根に取りつけられるほか、動画の4:26にあるように玄関先に飾られることもあります。 また、近年では鬼瓦をモチーフにした小物類も人気です。 動画では遠州鬼瓦職人のインタビューもご覧になれます。 2:40からは4代目名倉孝さんが遠州鬼瓦職人を目指したきっかけ、3:34からは衰退していく伝統工芸への思い、6:09からは5代目名倉元久さんが今後の遠州鬼瓦への思いが語られています。 こちらの動画をご覧になって遠州鬼瓦に興味を持たれた方は、鬼瓦の作品を購入したり、静岡県で鬼瓦製作体験を楽しんだりしてみてはいかがでしょうか。 【公式ホームページ】遠州鬼秀 http://www2.bbweb-arena.com/onihide/ 【公式ホームページ】遠州鬼瓦|静岡郷土工芸品振興会 http://www.shizuoka-kougei.jp/craft/ensyu-onigawara/ -
動画記事 8:58
徳川家康ゆかりの静岡県の「可睡斎ひなまつり2023」の見どころは約1200体のひな人形!飾られているひな人形には「ものの命を大切に」の思いが込められています
祭り・イベント ニュース 観光・旅行- 84 回再生
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「可睡斎ひなまつり」動画紹介 今回は『旅の映画館 -travel cinema-』さん制作の『大河ドラマ「どうする家康」ゆかりの地【静岡・可睡斎ひなまつり】』という動画を紹介します。 静岡県にある徳川家康ゆかりのお寺、秋葉総本殿可睡斎で行われるのが「可睡斎(かすいさい)ひなまつり」です。国内最大級の32段、約1200体のひな人形が飾られている様子は、まさに圧巻の一言。 動画では、一般的なひな人形のほか、めずらしい雛飾りや傘福、さるぼぼなどの展示。また、日本一美しいと言われている男女兼用トイレである東司も紹介されています。 可睡斎の国内最大級のひなまつりイベントの様子を、まずは動画でお楽しみください。 徳川家康ゆかりの地である可睡斎とはどんな寺院? 写真:静岡県袋井市・可睡斎 静岡県袋井市にある可睡斎は、曹洞宗の寺院。「可睡斎ひなまつり」で有名なこの寺院は、室町時代の初期、応永8年(1401年)、如仲天誾(じょちゅうてんぎん)禅師によって開山されました。 第11代住職の仙隣等膳(せんりんとうぜん)が、徳川家康の幼少期の教育を担ったことから徳川家と縁を持ったとされています。寺院の名前は、恩義に感じていた家康が旧交を温めようと、等膳和尚を城に招いたことに由来します。 その際、居眠りをしてしまった姿を見た家康は、和尚が安心し親愛の情を見せてくれたことを喜び「和尚、眠るべし」と言ったことから、「可睡斎(眠ってもいい寺)」と呼ばれるようになったとか。 可睡斎では、長年にわたり子供の成長を見守ってきた人形やぬいぐるみの供養などの人形供養を行なっており、供養の終わったひな人形の一部が「可睡斎ひなまつり」で飾られています。 「可睡斎ひなまつり2023」の見どころをご紹介! 可睡斎ひなまつり2023の開催期間は、1月1日~3月31日。例年、同期間に開催されているようです。期間中にいただける限定御朱印は、御朱印集めをしている方にも人気。 1月22日〜3月12日の期間には、可睡斎の典座(料理長)が作る特別な精進料理がいただけます。身体にやさしい春の食材を使った精進料理をぜひ食べてみたい!という方は、事前予約が必要なのでお忘れなきよう。 また来場のお子様には、健やかな成長を願う人形お守りが授与されます。訪れた記念にもなりますね。 可睡斎をひと通り巡るための滞在時間は4時間半ほど。見どこたっぷりの可睡斎をどうぞゆっくりとお楽しみください。 それでは、可睡斎ひなまつりのさまざまな見どころを詳しくご紹介していきましょう。 国内最大級の32段!約1200体のお雛様が飾られる瑞龍閣 写真:静岡県袋井市・雛人形 可睡斎ひなまつり期間中、寺院内の至るところに飾られるひな人形、その数はなんと約3000体以上。中でも壮観なのが瑞龍閣に飾られるお雛様です。国内最大級の32段、約1200体を飾る雛段は壮観のひとこと。2階の大広間に飾れたひな壇の大きさや数は、驚きとともに、思わず見入ってしまう美しさ!インスタ映えすること間違いなしです。 【動画】2:25〜 瑞龍閣 32段、約1200体のひな人形 また、その対面には高さ3.5m、重さ50キロにもなる傘福が飾られています。傘福は山形県酒井市周辺で作られる、日本三大つるし飾りの一つ。小槌や亀など縁起の良い飾り物が999個つるされ、見るだけでも幸運が授かれそうな華やかさです。 【動画】3:40〜 傘福 動画では、御殿型のひな飾りもご覧いただけます。御殿飾りは、京の御所をモチーフにした御殿の中に内裏雛を配置したもので、ドールハウスを思わせるつくりは、珍しく可愛らしいひな飾りです。 【御殿飾り】5:33〜 御殿型のひな飾り 子宝や安産に恵まれると言われている「さるぼぼ」の飾りも、可睡斎ひなまつりの名物。つるし雛のように吊るされた約2000体の可愛いさるぼぼもぜひご観覧ください。 【動画】5:56〜 さるぼぼ 宝物館では大河ドラマの主人公、徳川家康公人形がお出迎え! 可睡斎ひなまつり期間中、宝物館では今年の大河ドラマ「どうする家康」に合わせて、「徳川家康公ゆかりの展示」が開催されています。 三方原の戦いで武田信玄に敗れた際に描かせたとされる「しかみ像」をモデルにしたしかみ像人形。可睡斎の由来となった等膳和尚との逸話をモデルにした「可睡和尚と家康」人形、つまようじで作られた浜松城や駿府城などの国宝五城が展示されています。大河ドラマや徳川家康好きな方は必見です。 見頃を迎えた美しい牡丹が数多く展示される「室内ぼたん苑」 写真:可睡斎・室内ぼたん苑 花の寺としても有名な可睡斎、なかでも4月〜5月にかけて見頃となるぼたん庭園は有名です。 可睡斎ひなまつり期間中は、その牡丹の花を一足早く楽しめます。室内ぼたん苑の会場は瑞龍閣。華麗に花を咲かせている約20品種、70鉢の牡丹にきっと心を奪われることでしょう。 また牡丹が飾られている和室の襖絵も一見の価値あり!です。襖絵は、日本画家の山口玲煕画伯が40年の歳月を費やして描いたもの。花鳥風月を描き続けてきた山口画伯の趣ある襖絵が、牡丹の花の美しさをより際立たせています。 【動画】6:24〜 室内ぼたん園 トイレの神様が見守っているトイレ「大東司」をご紹介! 写真:可睡斎の水洗トイレ「大東司」 可睡斎には、日本一と謳われているものがあるのをご存知ですか? それが、男女兼用の水洗トイレ「大東司(だいとうす)」です。完成が昭和12年と歴史は古く、完成当時には、水洗トイレが珍しかったために大勢の人が押し寄せたというエピソードもあるとか。 天井には陰影の美しい網代模様が施され、ドーム型の天井のモダンな照明など、昭和レトロな雰囲気を醸し出しています。 中央には禅宗で東司の仏様として知られ、不浄なものを燃やすとされる烏蒭沙摩明王(うすさまみょうおう)の迫力ある姿が。木彫仏像作家として知られる高村晴雲氏の一代傑作です。美しく磨き上げられている大東司は、現役でトイレとして使用されていることにも驚きですね。 【動画】4:37〜 大東司 【動画】5:08〜 烏蒭沙摩明王 「可睡斎ひなまつり」まとめ 日本最大級のひな壇が飾られる「可睡斎ひなまつり」。人形供養を終えたひな人形を「ものの命を大切に」という教えのもと行われています。 旅行会社では可睡斎ひなまつりツアーなどもあるようです。可睡斎の周辺にはホテルなどの宿泊施設も充実。春の旅行先に静岡県を検討されている方は、ぜひお立ち寄りください。お子様連れの場合は、健やかな成長を願うとともに、ものの命を大切にする心を育む機会にもなるかもしれませんね。 新しく命を吹き込まれた美しいひな人形が、きっと皆さんを楽しませてくれることでしょう。 ◆秋葉総本殿 可睡斎◆ 【住所】静岡県袋井市久能2915-1 【電話番号】0538-42-2121 【拝観時間】8:00~16:30 【拝観料】500円 【交通アクセス】 電車:JR「袋井駅」下車。北口1番のりばから遠州森町行きまたは気多行きに乗車、「可睡斎入口」下車 【公式ホームページ】可睡斎ひなまつり 【公式ホームページ】秋葉総本殿 可睡斎