北海道札幌市「すすきの祭り」のメインイベント「すすきの花魁道中」で江戸時代にタイムスリップ! 妖艶な雰囲気を感じられる人気の催し物!
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札幌市のお祭り「すすきの祭り」で行われる「すすきの花魁道中」紹介動画について
こちらの動画は北海道の観光名所やイベントなどを紹介している「北の国かも」さんが公開した「札幌 すすきの祭り2018「すすきの花魁道中」 susukino oiran douchu」です。
すすきの花魁道中とは北海道札幌市で毎年8月初旬に3日間行われる「すすきの祭り」の中で行われる恒例行事です。
すすきの祭りの歴史はさかのぼること今から55年以上前の昭和40年(1965年)8月に第1回目の「すすきの祭り」が開催されました。
昭和26年(1951年)に開かれた薄野祭が起源だと言われています。
動画でご覧になれる「すすきの花魁道中」とは?
写真:花魁
北海道札幌市で歴史のある「すすきの祭り」の催し物のひとつに動画でご覧になれるすすきの花魁道中があります。
すすきの花魁道中は1984年に東京浅草から記念行事として9名の花魁役を招いて披露したことがきっかけとなり、今では「すすきの祭り」の恒例の催し物となっています。
花魁道中の花魁は公募によって選ばれ、役名は「夢千代大夫」と「佳津乃大夫」と決まっているのです。
花魁道中では、旦那役、女将役のほか、新造役なども登場し、昔の遊郭を再現しています。
そして、新造役の後ろを歩く着物姿の子どもがカムロ役です。
花魁道中の様子は動画の0:57よりご覧になれます。
花魁道中の参加者は特別な衣装や下駄を身に纏い、当時の歩き方を再現します。
すすきの花魁道中の主役「花魁」とは?
花魁というのは遊郭の遊女の中でも上位階級の者のことをいいます。
江戸時代には散茶や座敷持、呼び出しなどを合わせると2,000人以上もの遊女がいたとされています。
花魁道中とは花魁が引手茶屋と遊女屋の間を練り歩くことをいい、当時から注目を浴びていました。
花魁道中では、花魁は外八文字でゆっくりと道の真ん中を練りあるき、妖艶さを醸し出します。
70年も続きすすきの祭りとは?
写真:札幌市北海道庁前・よさこいソーラン祭り
昭和40年頃、札幌観光協会が普通の夏祭りでは面白味がないということで、定山渓の河童祭りや薄野祭などを組み合わせた大規模な夏祭りを提案したのがはじまり。
すすきの祭りでは、ミス薄野コンテストやのど自慢大会、ビール早飲み大会などたくさんの催しものが開かれたことがある賑やかなお祭りなのです。
さらに、「すすきの小唄」や「すすきの音頭」が発表され、参加者が歌って踊って楽しむお祭りになりました。
すすきの祭りが開かれている期間はすすきの中心部が歩行者天国となります。
100軒以上もの屋台や出店が軒を連ね、北海道の名産品の食べ歩きもできますよ。
さらに、昭和60年には北海祭り太鼓セッションが開かれ、北海道中の太鼓チームが連合太鼓を披露。
その他、すすきの囃子や連合神輿渡御、すすきのナイトフィーバーやサンバカーニバル、コンコン神輿、女衆神輿、寿獅子、YOSAKOIソーラン踊り、すすきのライブステージなど、たくさんのイベントが行われています。
【すすきの祭りの会場情報詳細】
場所:札幌駅前通り
日程:毎年8月初旬の三日間
メインイベント:花魁道中
主催:すすきの観光協会
札幌市のその他のお祭り
写真:北海道神宮例祭の御神輿
札幌市ではすすきの祭りの他にも北海道神宮例祭(札幌まつり)などが行われます。
北海道神宮例祭(札幌まつり)は100年以上もの歴史があり、北海道神宮や中島公園周辺で開催されます。
さらに、さっぽろ夏祭りではイルミネーションが施され、夜になるとたくさんの人で溢れかえります。
その他、大通り花火大会なども開催され、たくさんのお祭りを楽しめるのが特徴です。
また、さっぽろ雪まつりは毎年2月上旬に開催される雪と氷の祭典で、大通公園などの複数の会場には雪で作られた幾つもの雪像が展示され、日本全国や海外から、約200万人もの観光が訪れる北海道内で最も大きいお祭りとなっています。
すすきの花魁道中紹介まとめ
毎年夏に行われるすすきの祭りのメインイベントの花魁道中。
動画でご覧になれるように、美しい着物をまとった花魁が旦那役や女将役、新造役やカムロ役を連れて札幌の道を歩きます。
妖艶な雰囲気で郭中を練りあるく姿はまさに江戸時代の花魁道中そのもの。
こちらで紹介した約4分半の動画で、すすきの祭りのメインイベントである花魁道中の魅力に触れてみませんか。