富山県中新川郡立山に伝わる「布橋灌頂会」は歴史風情溢れる伝統儀式。白装束に身を包み荘厳華麗な姿は日本古来の伝統を重んじる。
伝統文化
富山県中新川郡立山の伝統儀式・布橋灌頂会(ぬのばしかんちょうえ)動画紹介
こちらは「富山県立山町公式チャンネル」が公開した富山県立山町に古くから伝わる儀式「布橋灌頂会(ぬのばしかんちょうえ)」を紹介する動画「日本ユネスコ未来遺産 布橋灌頂会(富山県立山町)Nunobashi Kanjoe Purification Ceremony (Long version) Tateyama Town, Japan」です。
布橋灌頂会(ぬのばしかんちょうえ)は、富山県立山市にある芦峅寺(あしくらじ)に古くから伝わる伝統儀式です。
こちらの記事では、日本ユネスコ未来遺産に登録された日本伝統の儀式の「布橋灌頂会(ぬのばしかんちょうえ)」について詳しくご紹介いたします。
富山県立山町に伝わる布橋灌頂会とは?歴史は
画像引用 :YouTube screenshot
富山県の名所として知られる立山は日本三大霊山の1つに数えられ、古くから霊的な山として信仰を集めてきました。
富山県の立山はもともと女人禁制で、江戸時代には女性が登ることは許されていませんでした。
そんな女性たちが、立山の姥堂川にかかる布橋という架け橋を渡って極楽往生を願ったことが、布橋灌頂会の始まりとされています。
富山県立山町に伝わる布橋灌頂会の儀式はどう執り行われる?
画像引用 :YouTube screenshot
布橋灌頂会では、白装束姿の女性たちが薄暗い閻魔堂に入り、極楽往生のために読経などの儀式を行ないます。
こちらは動画の2:41からご覧になることができます。
布橋灌頂会の儀式は江戸時代より盛んに行われていましたが、明治期の廃仏毀釈で一旦廃止され、平成に入ってから復興されました。
布橋灌頂会は現在では3年に1回のみ開催される、めったに見ることのできない貴重な儀式です。
歴史的かつ貴重な儀式であることが評価され、2012年に布橋灌頂会は日本ユネスコ未来遺産に登録されました。
富山県立山エリア周辺の観光スポットは?
写真:富山県・立山博物館遥望館
布橋灌頂会が行なわれている地にある立山博物館遥望館は、立山の歴史や布橋灌頂会の詳しい儀式内容を学べる映像ホールです。
富山県立山観光へ行くときには、ぜひ周辺エリアの情報イベントをチェックするのがおすすめです。
立山博物館の敷地内には、地獄をイメージしたという人気テーマパーク「まんだら遊園」もあるので立ち寄ってみてくださいね。
富山県立山町に伝わる伝統儀式・布橋灌頂会紹介まとめ
画像引用 :YouTube screenshot
動画でもごご覧になれるように、富山県の立山エリアに伝わる布橋灌頂会は、日本の伝統文化を今に伝える貴重な儀式です。
富山県立山エリアに立ち寄ったときには、布橋灌頂会に関する資料が豊富な立山博物館で、その幽玄の世界を体験してみてくださいね。