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動画記事 10:03
魔法のような職人技で「おろし金」を生き返らせる!東京でたった一人の職人は使い古したおろし金を新品同様に!
生活・ビジネス- 155 回再生
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傷んでしまったおろし金を修理するには? 今回は「Togepi1125」さんが公開した日本の職人がおろし金の修理をする動画『修理、魅せます。 #009「おろし金」』を紹介します。 動画でご覧になれるのは日本古来の銅板を使ったおろし金です。 銅のおろし金は江戸時代から愛用されてきた歴史があります。 銅のおろし金はメンテナンスをきちんとすれば一生使えるアイテムと言われていますが、使い続ければ傷んでしまうこともあります。 おろし金の修理人は、たくさんの機械が置かれた作業場で、手作業の技術で道具の修理をしてくれる専門家です。 おろし金を新品同様にする修理人の職人技 画像引用 :YouTube screenshot 動画の0:38から紹介されているのは東京小菅に店舗を構える金物工房で修理人として活躍する勅使河原隆さん。 職人歴56年を超えるという勅使河原さんの熟練の技によって、傷んでしまった銅のおろし金は新品同様の輝きを取り戻します。 おろし金の修理は目立て直しとも呼ばれます。 おろし金の表面にあるギザギザの部分は目と呼ばれますが、銅という素材は酸化などの影響を受けやすいという特徴があり、時間が経つとギザギザの目が傷んでしまいます。 あらゆる修理の技法を使い、傷んでしまったおろし金の目を蘇らせるのが、修理人の熟練の職人技なのです。 おろし金の修理方法は?その工程をご紹介 画像引用 :YouTube screenshot まず、おろし金の修理人は古く錆びてしまったおろし金を煮沸し、しっかりと磨いていきます。 大根や生姜をおろした長年の汚れを取り除いていきます。 こちらは動画の3:06からご覧になれます。 続いて、おろし金の銅板部分をかなづちで叩いたり、火で炙って表面を磨いたりしながら整えていきます。 最後に、たがねをつかっておろし金の刃を綺麗に削り出す目立てをしていきます。 潰れてしまったおろし金の刃を綺麗に削っていく作業にはかなりの時間がかかります。 修理人の職人技によって、錆びついていたおろし金は新品のような美しさを取り戻すのです。 全ての工程が終わり蘇ったおろし金は動画の7:37よりご覧になることができます。 おろし金職人紹介まとめ 画像引用 :YouTube screenshot 日本の道具は、動画でご紹介したような修理人の職人技によって何度も再生され、大切に使い続けられてきました。 日本には、さまざまな種類の道具を新品同様に蘇らせる匠の技を持った職人がたくさんいます。 古くなった道具を鮮やかに蘇らせる職人の神業を、動画でぜひチェックしてみてくださいね。 -
動画記事 5:09
美しく光り輝く「金沢箔」は高級な品々の装飾に欠かせない石川県金沢市に古くから伝わる伝統文化!こんな美しい製品をどうやって作るの?その答えはこの動画にある!
伝統工芸- 202 回再生
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日本文化を感じられる伝統工芸品「金沢箔」の製造動画をご紹介 こちらの「伝統工芸青山スクエア」が公開した「金沢箔」の紹介動画『手技TEWAZA「金沢箔」kanazawa gold leaf/伝統工芸 青山スクエア Japan traditional crafts Aoyama Square』です。 金箔は、動画の3:45から紹介されているような建築物や石碑の装飾の他、うつわや人形工芸、屏風や扇子などさまざまな商品の装飾に欠かせません。 また、日本料理やお菓子の装飾として金箔を使うこともあります。 動画では金箔の貼られた美しい製品ができるまでが紹介されています。 その美しさを是非ご堪能ください。 動画で紹介されている伝統工芸品、金沢箔の作り方とは? 写真:金箔 金箔の製造工程は、金合わせという作業から始まります。 金だけでは柔らかすぎるため、材料に微量の銀や銅を調合するのです。 この材料を溶解させてから成形します。 動画の1:48にあるようなゴールドのプレートを、延金と呼ばれる作業で薄く伸ばしていきます。 金箔を10,000分の1ミリ程度の薄さに仕上げるためには、高い技術が必要不可欠です。 金箔を箔打ち用の道具で薄く伸ばし、最後に和紙に移して切りそろえれば、金沢箔が完成します。 動画で紹介されている金沢箔のアイテムを購入してみよう 写真:金箔 北陸新幹線が開通し、金沢を訪れる観光客も年々増加しています。 金沢市へ旅行に出かけるのなら、「箔一」などの工房を訪れ、伝統工芸士の手による金沢箔工芸品をギフトや自分用に購入するのがおすすめです。 金箔というと値段が張るイメージがありますが、意外とリーズナブルなアイテムもあるので心配はりません。 伝統工芸品の金沢箔の紹介動画まとめ 写真:金箔 今回は、伝統工芸品である金沢箔の特徴や詳しい作り方がまとめられている動画を紹介いたしました。 金沢箔は、経済産業大臣指定伝統的工芸品にもなっている、金沢を代表する伝統工芸品です。 金沢旅行の際には、金沢箔を自分で作れる体験教室で日本文化に触れたり、金沢箔を使用したグルメを堪能したりするのもおすすめですよ。 【公式ホームページ】金箔総合企業「箔一」HAKUICHI https://www.hakuichi.co.jp/ -
動画記事 9:47
芸術品のような美しい漆塗りの器で格別な和食をいただいてみてはいかがですか?漆芸に魅せられて30年、外国人女性が語る日本の伝統工芸の魅力とは?
伝統工芸- 75 回再生
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日本伝統工芸の漆芸と、和食文化をまとめた動画をご紹介! こちらの「ANA Global Channel」が公開した動画「URUSHI - IS JAPAN COOL? WASHOKU - 和食 (漆芸)」では、日本の伝統工芸品である漆芸(しつげい)と、美しい器を使った和食の伝統文化が紹介されています。 日本の漆工芸分野には高い技法をもつ職人が数多くおり、中には人間国宝(重要無形文化財保持者)に指定されている漆芸家もいます。 日本の料亭や旅館では、美術品のような漆塗りの器に和食を盛りつけてお客様をおもてなしします。 動画の6:08から紹介されているように美しい漆工芸の器に和食を盛りつければ、見た目にも美しいステキな料理を楽しめます。 動画で紹介されている漆芸職人は漆の勉強がしたくて漆塗りで有名な輪島に移住した外国人の女性。 漆工芸への熱い想いや貴重な製造工程をご覧になることができます。 動画で紹介されている漆工芸の歴史文化について 写真:漆塗り 日本の漆工芸の歴史はなんと9,000年も前にさかのぼり、縄文時代の遺跡から漆塗りの器が出土しています。 漆は縄文時代や弥生時代には土器の接着や装飾に使われ、それ以後には器や木製品などに多く用いられてきました。 日本には輪島塗や津軽塗など漆を名産品として生産する地域も多く、特に石川県には輪島塗の日本文化や製法を紹介する漆芸美術館もあります。 動画で紹介されている漆工芸の技法とは 写真:漆塗り 漆芸品には籃胎漆器(らんたいしっき)や乾漆(かんしつ)、蒟醤(きんま)といった種類があります。 漆の製品は蒔絵(まきえ)や螺鈿(らでん)、沈金(ちんきん)や平文(ひょうもん)といった技法で装飾されます。 また、原料に卵殻(らんかく)を使った装飾や漆絵(うるしえ)、鎌倉彫(かまくらぼり)や彫漆(ちょうしつ)といった技法もあります。 近年では漆芸の技法は器だけでなく櫛などの道具類やボールペンなどの文具にも活用されています。 動画の8:27からはイヤリングなどのアクセサリー類の漆芸作品もご覧になれます。 漆芸紹介動画まとめ 写真:漆塗り 動画で紹介されているように、日本では芸術品のように美しい器が数多く作られています。 日本の漆工芸を実際に体験してみたいのなら、漆芸伝承の会認定の教室や学校などへ通ってみましょう。 漆芸の作品は著名な作家が制作したものからお手頃な値段のものなど幅広いのが特徴。 漆工芸の生産地では、和食を美味しくしてくれる美しい漆塗りの商品を購入するのがおすすめですよ。 -
動画記事 4:25
これぞ繊細な手技の極意!東京の伝統工芸の真髄、「江戸木目込人形」の魅力を動画で堪能しよう!
伝統工芸- 74 回再生
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江戸の文化の象徴としての江戸木目込人形を動画で存分に堪能! こちらの動画は「伝統工芸 青山スクエア」が公開した「手技TEWAZA「江戸木目込人形」EDO KIMEKOMI NINGYO Kimekomi Dolls/伝統工芸 青山スクエア traditional crafts Aoyama Square」です。 日本独自の伝統工芸で、まさに江戸の文化の象徴ともいえるのが動画で紹介されている「江戸木目込人形」。 日本の職人ならではの文字通り「きめ細かい」丹念な作業で造り上げられる見事な人形です。 日本の、歴史ある芸術品の制作工程がこの動画で紹介されています。 「原型づくり→かま詰め→木地ごしらえ→筋彫り→木目込み→面相描き→仕上げ」という江戸木目込人形の作業手順動画は必見ですよ。 手造りの伝統的技法で職人の魂が込められた人形 江戸木目込人形とは、日本の江戸時代にその制作技法が確立された和服を着た木製の木目込手造り人形です。 和紙を筆頭に、日本の伝統工芸は日本にしかない技術が職人に代々受け継がれてきた伝統的技法があり、江戸で確立した木目込み人形もその代表格の文化財。 江戸木目込人形には、ひな人形・五月人形・親王飾り・招き猫などの種類があり、その小さな人形に日本伝統の文化の粋が凝縮されています。 全ての工程が熟練の職人による手仕事で、しかも特殊な技法によって作られるのが江戸木目込人形の特徴。 そして、その作り方そのものに、日本の伝統工芸と手造りの文化を大切にする職人の魂が込められているといってもよいでしょう。 江戸木目込人形の老舗としては、塚田工房・一秀・柿沼人形などの工房が有名で、塚田工房には施設内に江戸木目込人形の博物館が併設されており、人形の実物だけでなく、材料や原料の見学と共に制作を体験するができるのが嬉しいですね。 外国人も感激!日本伝統の美しい芸術品 江戸木目込人形の別称は賀茂人形または賀茂川人形。 起源は江戸時代初期の元文4年(1739年)に京都の上賀茂神社に奉納された人形といわれています。 京都から始まった人形造りの伝統文化が江戸に伝わり、今ではすっかり華やかな江戸の文化を象徴する人形として親しまれているのです。 全てが手造りの作品なので大量に生産することができず、それゆえに希少な日本文化を伝承した美術品として、あるいは日本にしかない美しい芸術品として、さらには匠の技を示す逸品として、近年外国人観光客からの人気も急激に高まっています。 ギフトにプレゼントに最適!小さな人形に込められた日本文化の紹介まとめ 日本の伝統工芸と日本独自の文化が詰まった可愛らしい小さな人形に込められた江戸木目込人形は、誰もが思わず笑顔になる伝統的工の芸美術品です。 誕生日のギフトに、記念日のプレゼントに、そして観光のお土産にとこれほど喜ばれる商品も少ないでしょう。 動画をご覧になり、江戸木目込人形の魅力にじっくりと触れてください。 -
動画記事 18:53
江戸木彫刻は繊細な彫りと流麗な美しさの特徴を持つ東京の伝統工芸品。職人の手技と誇りで伝統工芸を守り、今もなお日本の文化的建築を支えている。
伝統工芸- 98 回再生
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江戸木彫刻は、繊細な彫りと流麗な美しさの特徴を持つ、東京の伝統工芸 こちらの動画は「NipponTsuTV」が公開した「江戸木彫刻❖日本の伝統工芸【日本通tv】」です。 動画の0:24からのインタビューに答えている後藤流江戸木彫刻三代目の岸本忠雄(後藤祐浩)さんは日本木彫連盟江戸木彫刻の代表顧問を務めたことのある、江戸木彫刻の名職人。 成田山新勝寺総門の文字彫刻や、両国国技館のなどの文化的建築彫刻を手がけ、黄綬褒章も受章しています。 岸本忠雄さんの芸術品・美術品のように美しい作品の数々は動画の1:10と17:23よりご覧になれます。 岸本忠雄さんの工房は、毎日木の心地よい香りと、手仕事によるトントントンというリズミカルな音に包まれます。 匠の技で伝統工芸を生み出す様子を、動画で体験してみましょう。 江戸木彫刻の制作工程 画像引用 :YouTube screenshot 日本伝統の江戸木彫刻の材料・原料には、ケヤキやサクラ、ヒノキなどを使用。 用途に合わせ、鋸(のこぎり)で切り出された木材には下絵が描かれます。 次にノミを当てて玄能や木槌で打っていくことで、余分な箇所が削られていきます。 この工程を荒彫りといいます。 動画内で岸本忠雄さんが披露しているは中彫りです。 ノミと彫刻刀で模様を彫っていき、仕上げ彫りで細かいところまで丁寧に彫り上げていきます。 とりわけノミや彫刻刀の種類は多く、200~300種類を駆使します。 他にも鏨(たがね)や鉋(かんな)なども使用します。 岸本忠雄さんはそれらを小道具と呼んで大切に使用し、手入れを怠ることがありません。 小さな心がけが伝統工芸や伝統文化である江戸木彫刻を守っています。 伝統工芸である江戸木彫刻の歴史 写真:栃木県・世界遺産の日光東照宮 伝統工芸である江戸木彫刻の歴史・起源は、江戸時代、徳川幕府が繁栄した頃から始まります。 日本各地の優れた大工たちが、参勤交代などの要因で江戸に集まり、腕を競い合うように江戸木彫刻が生産されるようになりました。 世界遺産である日光東照宮の陽明門は、江戸時代の大工の技が総結集された傑作です。 やがて仕事の一環として彫刻を施していた大工の中から、木彫刻を専門とする堂宮彫師や社寺彫刻師が誕生します。 仏像を彫る仏師が、ノミと小刀を使用する作り方なのに対し、彼らは小刀を使用しない技法で、江戸木彫刻を発展させました。 寺院の建築彫刻や山車、神輿の装飾などさまざまです。 文化財にもなっている神社仏閣でも、江戸木彫刻の作品を見ることができます。 明治時代になると、職人たちは伝統工芸の概念に固執せず、西洋彫刻にも取り組むようになりました。 西洋建築の国会記事堂の内装にも江戸木彫刻が施されています。 そして、岸本忠雄さんもその内装に携わっており、日本文化との融合を実現させています。 岸本忠雄さんは、動画の中でこう語ります。 「仕事をして、お客さんに喜ばれる。それが一番楽しくて、やりがいであり生きがいです。」 伝統工芸である江戸木彫刻紹介まとめ 画像引用 :YouTube screenshot 職人の手技と誇りこそが日本の伝統文化、伝統工芸を守り、日本の文化的建築を支えているのでしょう。 皆さんも日本の伝統工芸品に触れてみてはいかがですか。 -
動画記事 3:18
東北最古の美しき伝統工芸品「会津本郷焼」の魅力を紹介。窯元の職人によって手仕事で作られる福島県の会津本郷焼は、まるで芸術品!
伝統工芸- 391 回再生
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日本の伝統工芸品「会津本郷焼」の生産動画をご紹介! こちらの「会津本郷焼組合」が公開した動画「【会津本郷焼】継承されていく伝統と歴史 /【Aizu Hongouyaki】The tradition and history that are passed down for generations」では、会津地域の伝統工芸である会津本郷焼の歴史や製造工程が紹介されています。 動画は約3分ほどなので、「日本伝統文化に興味がある」「焼き物の作品がどんな工程で作られるのか知りたい」「美術品のような美しい伝統工芸品を堪能したい」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。 日本の伝統工芸品「会津本郷焼」の歴史や起源とは? 画像引用 :YouTube screenshot 会津本郷焼は福島県の会津若松城周辺、会津美里町というエリアで作られている陶磁器です。 東北最古の焼き物と伝わる会津本郷焼は、16世紀頃にはすでに製作されていました。 会津本郷焼の材料には大久保陶石を使います。 絵付け用の粘土も、地元で採取できる原料を使用しているのが会津本郷焼の特徴です。 動画の1:19から紹介されている「ろくろ」を使った伝統の技法で作られる会津本郷焼はクオリティが高く、その美しさから日本の伝産法指定伝統工芸品となっています。 日本の伝統工芸品「会津本郷焼」の作り方や作品の魅力 画像引用 :YouTube screenshot 会津地域には、会津本郷焼を作るための多くの窯場があります。 窯元の職人によって手仕事で作られる会津本郷焼は、芸術品のような美しさです。 会津地域には、会津本郷焼の陶芸教室や体験教室がいくつもあります。 実際に会津本郷焼の窯元で陶器を作れば、日本文化をより深く知ることができますよ。 伝統工芸品の会津本郷焼は会津地域だけでなく、インターネット販売で購入することもできます。 動画の2:26から紹介されているようなマグカップや茶碗、コーヒーカップや湯のみなど、毎日の生活で使えるようなさまざまな種類の作品があるので、ぜひ購入して日本文化を味わってみてくださいね。 伝統工芸品「会津本郷焼」の文化や魅力のまとめ 画像引用 :YouTube screenshot 会津地域には古くから、伝統工芸の会津本郷焼を製作する文化が根づいています。 会津美里町へ足を運べば、動画で紹介されているような日本らしい風景と、歴史ある会津本郷焼産業の伝統文化を肌で感じることができるはず。 時代を超えて愛される会津本郷焼を丁寧な手仕事で作り上げる動画を通して、古き良き日本文化を堪能してみましょう。 【公式ホームページ】会津本郷焼|陶磁器のある暮らし。 https://aizuhongouyaki.jp/ -
動画記事 13:16
鮮やかな色合いや繊細な模様が魅力的な日本の伝統工芸品「紅型(びんがた)」。沖縄県で作られるカラフルな染物は外国人の心も掴み、お土産としても大人気!
伝統工芸- 162 回再生
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日本伝統の紅型(びんがた)ってどんなもの? こちらは「Teodora Vegh」が公開した、大分県の染め工房で日本伝統工芸の紅型(びんがた)を製造する石田麗さんを紹介する動画「BINGATA 紅型 - Az okinawai textilfestés」です。 紅型(びんがた)は主に日本の沖縄県で製造される、琉球染物と呼ばれる沖縄を代表する伝統的な模様染めの技術です。 美術品のような染物は衣装に加工され、小物や雑貨として販売されます。 伝統的な匠の技で作られる日本伝統文化の紅型、その歴史や生産工程を詳しくチェックしてみましょう。 日本の伝統工芸として愛される琉球染物、紅型の歴史 画像引用 :YouTube screenshot 沖縄で紅型染が始まったのは13世紀頃。 当時の琉球首里王族の着物を作るために開発された技術だと言われています。 もともとは「びんがた」と呼ばれていた染物に「紅型」という漢字が当てられたのは昭和時代に入ってからです。 第2次世界大戦以降は沖縄だけでなく九州を始めとした日本の各地に紅型の工房が作られ、芸術品のように美しい作品が制作されるようになりました。 日本伝統工芸品である琉球染物、紅型の作り方 画像引用 :YouTube screenshot 伝統工芸品の紅型を作るためには、まず職人がモチーフとなる模様をデザインし、型紙を制作します。 型紙を手彫りで模様を掘っていく様子は動画の0:40よりご覧になることができます。 型紙が出来上がったら、動画の1:38からご覧になれるように型紙の上に糊を塗り顔料で色差しをし、生地に色を入れていきます。 紅型の染色に使う筆の材料には人の髪の毛を加工して使うこともあります。 紅型の技法には、一般的な型染めのほかに筒描きや藍染めがあります。 染色のあとには生地を蒸し、水に晒して糊を落として仕上げます。 制作工程と動画でこちらの動画でご覧になれる時間は次のようになります。 1, 図案 2, 型彫り [動画 0:39~] 3, 型置き(糊置き) [動画 1:44~] 4, 豆引き [動画 2:36~] 5, 色挿し [動画 3:05~] 6, 隈取り [動画 4:03~] 7, 蒸し 8, 水元 9, 糊ふせ(びんうしー) 10, 地染め 11, 蒸し 12, 水元 13, 縫製 14, 完成 琉球染物、紅型を使ったアイテムを購入してみよう 画像引用 :YouTube screenshot 仕上がった紅型の生地は風呂敷やタペストリーといった雑貨のほか、着物や浴衣、振り袖や半幅帯といった衣装などに加工します。 南国ならではのビビッドで大胆な配色が紅型の特徴。 伝統工芸品の紅型は、沖縄や九州の工房やお土産屋さんなどで気軽に購入できます。 近年ではネットショップでの販売も増えているので、美しい紅型のアイテムを手に入れたい方はぜひネットをチェックしてみましょう。 沖縄の伝統工芸・紅型紹介まとめ 画像引用 :YouTube screenshot 日本伝統工芸品の紅型は、動画でご紹介したような複雑な工程を経て作られる美しい染物です。 華やかな紅型の生地を加工した雑貨や衣装は、日本のお土産として人気を集めます。 気軽に購入できる紅型の雑貨もあるので、お気に入りのアイテムを見つけてみてくださいね。 -
動画記事 11:05
職人の手によって鍛錬された日本刀はまさに芸術品!日本が誇る伝統工芸品の製作工程から目が離せない!
伝統工芸- 441 回再生
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1000年以上も続く伝統文化「刀鍛冶」 こちらの動画は「redbowkk9600」が公開した、兵庫県篠山市で日本刀の制作している藤井啓介さんが日本刀を鍛錬する様子を収めた「日本刀鍛錬 katana making(1)」だ。 古くは約1000年前の平安時代から使われてきた日本固有の武器「日本刀」。 世界的にも有名なこの武器は、切ることに特化しており、その性能は他の武器の追随を許さないほどだ。 現代の平和な日本において日本刀が武器として使われることはない。 しかし日本刀には、武器としての性能以上に伝統工芸品としての美しさがある。 刀鍛冶の職人が作った日本刀は、まさに芸術品だ。 伝統工芸品である日本刀を作る職人(刀匠)は、減少傾向にある。 これは日本刀自体が高価で需要が少ないこともあるが、刀鍛冶としての技術を継承することが非常に難しいことが主な原因だ。 刀鍛冶になり、日本伝統の継承者になろうと思っても最低5年の修行期間を経て、やっと本格的な日本刀の鍛錬ができるようになる。 鋭い切れ味と強靱な刀身を実現する日本刀の原料とは? 日本刀が他の刃物と大きく違う点は原材料にある。 伝統工芸品である日本刀は「玉鋼(たまはがね)」と呼ばれる良質な鋼でできている。 この「玉鋼」は現在は日本刀の原材料でしか使われておらず、「たたら製鉄」という特有の製鉄法で製錬される。 「玉鋼」は普通の鋼と比較すると不純物が少ないので非常に美しくあり、また加工しやすく割れにくいという特徴がある。 「玉鋼」はまさに、日本刀のために製錬された鉱物なのだ。 また日本の歴史の中で太刀や短刀などさまざまな刀長の種類の日本刀が作られたが、いずれも「玉鋼」を原料にしたものが重宝されてきた。 匠の技による日本刀の意外な作刀法 日本刀が伝統工芸品として高価で取引されている理由は、一振り一振りが職人の手によって鍛錬されているからだ。 日本刀の鍛錬は機械では真似できず、職人が受け継いできた技術により丁寧に鍛錬していくしかない。 一振りの日本刀を鍛錬し完成させるためには約2週間かかる。 日本刀の鍛錬は鋼を高温で熱し、細長い形にするという単純な作り方ではない。 日本刀の鍛錬の特徴は、高温に熱し加工しやすくした「玉鋼」を何度も折り返し重ねることだ。この折り返しは10回から12回繰り返す。 この手間のかかる工程と技法を行うことで、不純物の少ない「玉鋼」からさらに不純物を取り除くことができ、さらに日本刀の仕上がりも丈夫なものができる。 「刀鍛冶」紹介まとめ 日本刀は日本の伝統工芸品の中でも非常に歴史が深く、美術品として誰もが認める美しさをもっている。 現在では日本刀の鍛錬の様子を見学させてもらえる鍛冶場も多く存在する。間近で職人が刀を鍛錬する様子はまさに圧巻だ。 また、伝統工芸作品として登録された日本刀はだれでも購入することができる。 美術品として気になる方は、専門店に行くとさまざまな日本刀を見ることができるのでオススメだ。 -
動画記事 4:24
平安時代から長年守られ続けた京都の伝統工芸「京指物」の魅力とは?お土産にも最適な工芸品の貴重な制作工程を公開!
伝統工芸- 121 回再生
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伝統工芸「京指物」紹介動画について こちらの動画は「伝統工芸 青山スクエア」が公開した「手技TEWAZA「京指物」kyo-sahimono joinery/伝統工芸 青山スクエア Japan traditional crafts Aoyama Square」です。 多くの観光客が訪れる京都には京指物と呼ばれる伝統工芸があります。 京都観光を楽しむ方は是非チェックしてください。 京指物とは一体どのように作られるのか 1つの京指物ができるまでにいくつもの制作工程があります。 動画をご覧になれば素材選びから完成までのイメージを掴めるのではないでしょうか。 まずは素材となる木を乾燥させ、荒木取と呼ばれる木の余分な部分を切り落とす工程が行われます。 続いてに木を矯正・荒削りして状態を整えたら仕口ホゾ接ぎと呼ばれる工程に移ります。 微調整しながら組み立てていくのがポイントです。 加工された部分に接着剤を塗って接合した後、平鉋(ひらがんな)で滑らかさや丸みを出す仕上削りが行われます。 その後、表面を研磨する仕上加工と呼ばれる工程で木の特長を引き出します。 最後は文様などを付ける加飾加工を行えば京指物のできあがりです。 気になる京指物の作品 京指物は茶道具をはじめ、桐箱や米櫃、調味料入れ、おちょこなどがあります。 通販サイトでは、いろいろな京指物が販売されているので、きっとお気に入りの作品が見つかるでしょう。 京指物紹介まとめ 京都は多くの観光客で賑わっており、日本の伝統工芸や歴史などを勉強するなら一度は訪れたい場所です。 今回紹介した動画をきっかけに日本の伝統工芸や京都について興味を持ってもらえれば幸いです。 -
動画記事 6:36
匠の技で想い出を蘇らせる刺繍職人に密着。ひと針ひと針に心を込める職人の技と継承、日本の伝統工芸がここに!
伝統工芸- 149 回再生
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日本の伝統工芸品の「刺繍修復」プロモーション動画について こちらは「ニッポン手仕事図鑑」が公開した京都府京都市にある「和光舎」の刺繍修復工房を紹介する動画「ニッポン手仕事図鑑 × 和光舎」です。 「和光舎」は京都府京都市にある僧侶が身に付ける法衣のクリーニング専門業の会社です。 クリーニングを受けるうちに寺院で使われる宗教美術敷物の刺繍修復も行うようになりました。 こちらの動画は一般の人が普段あまり目にすることのない刺繍修復を専門とする刺繍職人の仕事ぶりを紹介するものです。 日本の伝統工芸品の「刺繍修復」とは 画像引用 :YouTube screenshot 刺繍修復がされるのは、寺院で受け継がれた神具に敷く「打敷(うちしき)」です。 刺繍職人は100年以上前に美しく施された刺繍を丁寧に切り取り、新しい布の上に乗せ、ほつれた刺繍を匠の技でもとの姿に戻し、現代に引き継ぐ重要な役目を担っています。 ほつれた刺繍の修理前と修理後は動画の1:55から比べることができます。 刺繍修復がされる日本の伝統工芸である「日本刺繍」は、絹の上に絹糸や金糸、銀糸をつかい花鳥などの図柄を刺繍するもので、着物(紋付きなど)や帯にも利用される歴史のある装飾技法です。 刺繍修復では、金糸を綴じ直したり、新しい糸を差し直したりします。 「古の美を現代につなぐ」ために、接着剤などは極力使わず、伝統工芸の日本刺繍の相良繍やまつり繍の技法をつかって刺繍職人が修復を行う様子を動画でご覧になることができます。 日本の伝統工芸を支える刺繍職人 画像引用 :YouTube screenshot 動画で紹介される刺繍職人・今村久光さんは、80歳を越えた今でも日本伝統の刺繍に感動し技術の習得にチャレンジしています。 また、伝統工芸である日本刺繍を継承するため、若手刺繍職人の育成にも力を注いでいます。 工房で働く刺繍職人はベテランも若手も、日本刺繍の美しさを感じながら学び、修復を行うことで刺繍が美しく蘇る仕事にやりがいを感じていることが伝わってきます。 日本の伝統工芸品の「刺繍修復」紹介まとめ 画像引用 :YouTube screenshot 刺繍修復に同じものはなく、生地の傷み具合や刺繍の状態で内容が変わる一期一会の手仕事です。 動画の最後でご覧になれるように、ひと針ひと針の修復工程に緊張感が感じられる繊細な刺繍職人の仕事は「古の美を現代につなぐ」のです。 【公式ホームページ】三条工房|株式会社和光舎 https://wakohsha.com/sanjo -
動画記事 3:42
平安時代から続く岡山県の陶芸品「備前焼」の美しさの謎に迫る!外国人の心も掴む工芸品は職人のこだわりによって作られる!
伝統工芸- 180 回再生
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美しき陶芸品「備前焼」を紹介 こちらの動画は「伝統工芸 青山スクエア」が公開した「手技TEWAZA「備前焼」Bizen pottery/伝統工芸 青山スクエア Japan traditional crafts Aoyama Square」です。 日本の伝統工芸の一つ「備前焼」は長い歴史を持つ「六古窯」の一種で別名伊部焼とも言われています。 備前焼は釉薬(うわぐすり)などの薬を使わない特徴的な「酸化焔焼成(炎に直接触れさせて焼く方法)」によって浮きあがってくる堅くしまった赤みの強い色と表面のガラスのような光沢、そしてゴツゴツとした野趣あふれる手触りが人気の伝統工芸品です。 動画で紹介されている備前焼とは 写真:備前焼 備前焼は現在の岡山県付近で取れる田土という独特な粘土を原料にしています。 備前焼が六古窯と言われているのは、平安時代の文献にすでに登場しているからです。 その後、今日に至るまで茶陶の名品を生み出し続け、現在も積極的に後継者の育成が行われています。 昔から岡山県の重要な文化と産業であり、日本を代表する陶器が備前焼というわけですね。 このように備前焼は長い伝統と格式を有する陶器で、有名な窯元からは人間国宝に指定される作家や職人が排出されるなど価値、人気ともに高いのです。 しかし、現代の備前焼の販売値段は手が届かないほど高額ではありません。 鎌倉時代以降の備前焼は貴族や公家のためだけのものではなく武家や町人が使う日用品として人気が高かったのです。 備前焼の美しい茶色やオレンジ色は、岡山県付近で出土する特殊な粘土に含まれている鉱物が描き出すものです。 焼くときには油分の強い松の灰をかけ、藁を敷いて直接炎に触れるようにして焼き上げます。 こうして高温で焼くことで土にふくまれている鉱物がガラス化し表面の強度とツヤを高めるのです。 薬を使わないため、磁器のようなツルツルとした質感ではなく、ゴツゴツとした素朴で野趣にあふれる男性的な風合いはとても力強いのです。 動画でご覧なれる備前焼の作り方・製作工程・作成方法 画像引用 :YouTube screenshot こちらでは動画に沿って備前焼の作り方をご紹介します。 1、土もみ [動画:0:34~] 田んぼの地下3~5メートルくらいにある粘土層を掘り出して使うのが一般的です。 2、成型 [動画:0:48~] 粘土内の空気を抜き、粘りを出して割れやひびが入り難くします。 ろくろを使って作品を作ります。 3、乾燥 [動画:1:29~] 十分に乾燥させます。 4、窯詰め [動画:1:44~] より美しい焼けを狙い厳密に計算して窯に詰めていきます。 5、窯焚き [動画:2:28~] 10日以上の長い日にちをかけて焚あげます。 動画でご覧なれる備前焼の模様について 画像引用 :YouTube screenshot 動画では出来上がった作品もご覧になれます。 ・胡麻 [動画:3:03~] 焼成中に薪の灰が器物に降り積もります。 その灰は土と反応し、ガラス化して模様が出来上がります。 ・桟切り [動画:3:12~] 窯の焼きあがりの時に炭を投入して部分的に白~青~黄とコントラストの強い色変わりの模様ができます。 緋欅[動画:3:20~] ワラのアルカリ分と、素地の鉄分が反応して出来る模様です。 備前焼紹介まとめ 写真:備前焼 備前焼を「伊部焼」というのは伊部という地名からきています。 現在も岡山県の伊部駅周辺には備前焼の窯元やギャラリーを併設した工房が点在し、毎年秋に行われる備前焼祭りには日本各地から多くの陶器ファンや観光客が訪れます。 今でも岡山県では備前焼作品を通して日本の伝統工芸品の歴史と文化を伝えています。 マグカップやビール用のグラスなど気軽に使用できる作品もありますよ。 【公式ホームページ】備前焼 | 伝統的工芸品 | 伝統工芸 青山スクエア https://kougeihin.jp/craft/0418/ -
動画記事 10:51
日本が誇る刀鍛冶師の見事な職人技をご覧あれ!日本に古くから伝わる伝統、そして日本の宝物を守り続ける刀作りに人生を掛けた一人の男に密着!
伝統工芸- 206 回再生
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日本が誇る刀鍛冶の凄さを紹介した動画について こちらの動画は「ANA Global Channel」が公開した「Japanese swordsmith/Interview - IS JAPAN COOL? CRAFTSMANSHIP(刀鍛冶)」です。 日本には、昔から様々な伝統技術が存在します。 ものによっては数千年のノウハウが蓄積されており、今日まで受け継がれています。 日本を観光する際、日本で培われた伝統技術や職人技をその目で確かめてみるのも楽しみ方の一つ。 今回は日本の刀鍛冶に関する動画を紹介します。 刀鍛冶に関する細かな知識についても触れていくので、日本の伝統技術に興味のある方は一度参考にしてください。 日本の伝統技術の一つ「刀鍛冶」って一体何? 刀鍛冶とは、日本刀を作る職人のこと。 刀鍛冶になるためには、刀匠資格を持つ刀鍛冶の下で5年以上修業してから文化庁主催の美術刀剣刀匠技術保存研修会を修了しないといけません。 一人前の職人として活躍するには、何年もの時間が必要ということです。 有名な刀鍛冶に正宗や村正、虎徹が挙げられます。 ゲームや漫画等で一度はその名を目にしたという方もいるのではないでしょうか? 1本1本の名刀には長い歴史があるので、興味のある方は気になる名刀や刀工について調べてみると良いかもしれません。 ちなみに日本の刀鍛冶が作る包丁は海外の方から日本刀のような切れ味と評価されており、高い技術を持った刀鍛冶職人が日本にいることが分かります。 日本で刀鍛冶による職人技を見る 日本の伝統技術をこの目で見たい方も多いと思います。 どこに行けば伝統的な職人技を見られるかを知っておかないといけません。 そのためには、日本の刀鍛冶の工房がどこにあるかを押さえておくことが必要です。 京都府の亀岡市に伝統的な刀鍛冶の技術を学べる工房があります。 将大鍛刀場はJR亀岡駅からタクシーで約20分の所にあります。 日本刀の文化を学んだり、和式ナイフや刀剣を作る体験ができます。 伝統的な職人技を体験したいといった方にうってつけのスポットです。 日本の伝統技術の一つ「刀鍛冶」紹介まとめ 日本には数多くの伝統文化や職人技が存在します。 今回紹介した動画で刀鍛冶の世界を知るきっかけになったのではないでしょうか。 日本の伝統文化や職人技は皆さんが思っている以上に奥深いのです。 -
動画記事 3:15
江戸木版画は世界の芸術に大きな影響を与えた葛飾北斎らが作り上げた印刷文化。長い歴史を受けつがれた伝統で作られた作品は世界中を魅了する。
伝統工芸- 48 回再生
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江戸木版画紹介動画について こちらの動画は「伝統工芸 青山スクエア」が公開した「手技TEWAZA「江戸木版画」EDO MOKUHANGA Woodblock Prints/伝統工芸 青山スクエア Japan traditional crafts Aoyama Square」です。 日本を代表する伝統工芸品の一つがこの動画で紹介されている「江戸木版画」です。 浮世絵は直接布や紙に筆で描かれる事もありますが、有名な作品には木版画が多いのです。 代表的な江戸木版画の作家は葛飾北斎、喜多川歌麿、歌川広重、東洲斎写楽など、いずれも世界の芸術や文化に多大なる影響を与えた偉大な日本のアーティストたちです。 江戸木版画とは 江戸木版画は400年以上の歴史をもつ伝統工芸です。 そしてその名の通り「江戸」で発展した技法です。 江戸時代といえば日本の歴史の中で最も天下泰平が長かった時代と言われています。 平和な世の中で文化や芸術が大きく花開きました。 江戸の町では人気の歌舞伎役者や芝居小屋の役者さんのポスターやブロマイドは飛ぶように売れていたと伝えられています。 そう、このブロマイドやポスターというのが江戸木版画で刷られた浮世絵です。 まだ印刷技術が未発達だった時代に木版画は絵や本を大量生産できる革新的な印刷方法でした。 これは文化的な革命といっても過言ではありません。 このように江戸木版画は江戸時代の重要な産業の一つだったのです。 江戸木版画の歴史 写楽や北斎は当時から絶大な人気のあった絵師ですが、版画浮世絵というのは彼らが一人で作成したわけではありません。 江戸木版画は分業制で、絵師が描いた下絵を元に彫師が木の板に掘り、摺師が一枚の版画絵に仕上げていくのが特徴です。 ともすれば絵師の名前だけが有名になりがちですが、作品の出来を左右するのは彫師と摺師(すりし)の腕だと言われています。 指定された色やパーツごとに彫師が彫刻刀や短刀などの道具で版木を作り、摺師はそれを何度もすり上げてあの繊細な細工が施された芸術作品が生み出されるのです。 江戸木版画紹介まとめ 江戸木版画という文化は日本の伝統工芸の一つですが、現在でもその流れは途切れていません。 こちらの動画で紹介した「高橋工房」さんでは伝統工芸士に指定された絵師、彫師、摺師が後継者の育成を行っています。 また、常設しているギャラリーでは日本が世界に誇る伝統工芸、江戸木版画の魅力をあますところなく体験することができます。 さらに、高橋工房さんでは名所江戸百景や富嶽三十六景など誰もが知るあの名画の復刻版の販売を行っています。 動画にも登場してきた熟練の彫師さんが丹精込めて掘った版木(素材は山桜)を使い、人間国宝の手によって漉かれた和紙へ摺師が魂を込めて刷った最高級の浮世絵名画の数々を、その目と手で実感してみてはいかがでしょうか? -
動画記事 3:27
新潟県の「十日町明石ちぢみ」で夏に涼しさを与えてくれる着物・浴衣を作る。伝統を受け継ぐ職人の技法により最高級のデザインと着心地が生み出される瞬間を紹介!
伝統工芸- 56 回再生
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十日町明石ちぢみ紹介動画について こちらの動画は「伝統工芸 青山スクエア」が公開した「手技TEWAZA「十日町明石ちぢみ」Tokamachi Akashi Chijimi Weaving/伝統工芸青山スクエア Japan traditional crafts Aoyama Square」です。 動画で紹介されている十日町明石ちぢみは新潟県十日町市の伝統工芸文化の一つで、八丁撚糸機という特別な機械を使用して1mに4000回もの撚り(より)をかけます。 十日町明石ちぢみの特徴として、織物の表面に「しぼ」と呼ばれる凹凸があり、それによって夏でも涼しく着心地のいい素材の着物になっています。 十日町明石ちぢみの制作工程 製作の工程は以下の5手順になっています。 1, 設計 2, 染色 3, 手延べ 4, 絣巻 5, 製織 十日町明石ちぢみが伝統工芸文化と言われる特徴としては、やはり絣巻の工程で使われる八丁撚糸機です。 絣巻(かすりいと)とは、万力を使って縦絣模様をあわせながら巻き取る技法です。 この工程をスムーズにすすめるためにしっかりとした糊付けが必要ですが、手技によって行われ、職人でなければできない匠の技があります。 ここにも十日町明石ちぢみが日本の伝統工芸文化とよばれる所以があるといえます。 製織においても手作業のよる技法が多く含まれています。 平ゴムとくびりによってほぐしをおこなった経糸を柄合わせをしながら巻き取ります。 その後、湯もみをすると細い糸にかけられた強い撚りによって織物の表面が凸凹になります。これが伝統工芸文化である十日町明石ちぢみ独特の着心地を生みます。 十日町明石ちぢみの爽やかなデザインにも職人の技法がふんだんに使われており、その一つとして摺り込みという技法が挙げられます。 これは絣糸を染める技法で染料をヘラで部分的に摺り込むというものです。 何度も揉みながら繰り返し摺り込みを行い、十日町明石ちぢみ独特のデザインを生んでいます。 夏に合わせた明るいコーディネートがしやすいことや季節に合わせて着物を着ることができるので、伝統工芸文化である着物自体をもっと身近に感じてほしいという十日町明石ちぢみ職人の思いを感じます。 十日町明石ちぢみの歴史 日本で伝統工芸文化の十日町明石ちぢみが生まれたのは400年前、播州明石だったと言われています。 その後、新潟の越後縮問屋の州崎栄助に、西陣織りの業者によって研究されていた十日町明石ちぢみを西陣織りより湿度の高い十日町市で開発することが進められました。 そうして多くの過程を踏み、八丁撚糸機を利用することで伝統工芸としての十日町明石ちぢみは文化的な産業になりました。 伝統工芸文化としての課題は、十日町明石ちぢみを受け継ぐ人材は非常に少なく、多様なニーズに答えるデザインが求められています。 十日町明石ちぢみ紹介まとめ 最高級の強撚糸に伝統工芸の撚糸技術、さらには文化を受け継ぐ職人たちの様々な技法を経て最高級の着心地と最高級のデザインが生み出されています。 この素晴らしい日本の伝統工芸文化を後世へと伝えていくために、夏を涼む着物「十日町明石ちぢみ」を体験してみてください。 -
動画記事 3:00
1686年創業の老舗酒造「臥龍梅」が世界中に日本酒ファンに最高の一杯を届ける!職人のこだわりや貴重な製造工程を動画で堪能!
グルメ- 23 回再生
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静岡県の清水区で300年続く三和酒造の銘酒・臥龍梅とは この動画は、1686年創業の三和酒造株式会社による「臥龍梅」という日本酒のプロモーション動画です。 動画では、臥龍梅を作るまでの職人のこだわりや、日本酒を作る工程を説明しています。 材料や酵母をこだわり抜いたこの臥龍梅。 動画では、日本酒が苦手だった人が、日本酒の美味しさに気づいたという銘酒。 ぜひ、見かけたら飲んでみてくださいね。 【公式ホームページ】静岡吟醸「臥龍梅」 http://www.garyubai.com/ -
動画記事 7:15
京都が誇る伝統工芸の1つ西陣織。1000年以上の歴史ある手技を守り続ける職人たちの細やかな匠の技と、美術品・芸術品のような作品を堪能する。
伝統工芸- 39 回再生
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京都が誇る伝統工芸の1つ西陣織紹介動画について こちらの動画は「伝統工芸 青山スクエア」が公開した「手技TEWAZA「西陣織」Nishijin ori weaving/伝統工芸 青山スクエア Japan traditional crafts Aoyama Square」です。 動画では京都市の西陣地区に古くから伝わる手技の文化を守る伝統工芸西陣織、その匠の技を駆使した製作工程を丁寧に紹介します。 宮廷文化の香りを今に伝える西陣織の、卓越した職人の手技・手仕事をご覧ください。 京都が誇る伝統工芸の1つ西陣織とは 京都市は西陣織の織物生産で有名で、まずは糸を染めるところから始まる先染め織物の伝統工芸です。 専門の職人が色見本と見比べながら、染料を微妙な色合いに調合し、糸の束を染めて行きます。 京都市には日本画の伝統文化があり、画家の方も大勢住んでおり、その方たちが西陣織や友禅染の意匠画を描かれることも多いのです。 その原画をもとに帯や着物を織るのですが、その際に活躍するのが「爪掻本綴織」の技法です。 京都が誇る伝統工芸の1つ西陣織の匠の技「爪掻本綴織」 「爪掻本綴織」 これこそ西陣織の匠の技の頂点とも言うべきもので、職人が爪にノコギリの歯のような刻みを入れ、糸を1本1本掻き寄せながら織り上げます。 どんな細かな模様でも織り出せる伝統工芸ですが、大変手間と時間、そして熟練の技法が必要とされます。 織り上がった製品は美術品・工芸品と呼べる素晴らしさです。 その職人たちの丁寧な手仕事と、織り上がった「爪掻本綴織」の芸術品を、この動画からご覧いただけます。 普段あまり目にする事のない西陣織が織り上がって行く工程と、帯や着物などの出来上がった製品を丁寧に紹介しており、伝統工芸に携わる職人たちの、熟練の手仕事をぜひご覧ください。 京都が誇る伝統工芸の1つ西陣織紹介まとめ 京都市上京区にある西陣織会館では、西陣織工業組合が主催して、西陣織の体験教室が開かれています。 手織体験ができ、マフラーや帽子・巾着袋などの小物も作れます。 もちろん製品の販売も行っており、京都観光のお土産に、またお友達へのプレゼントには、西陣織のネクタイ・財布・ストラップなど各種小物も揃っています。 着物や帯の仕立ても出来、熟練の職人による「爪掻本綴織」と呼ばれる技法も見学できます。 昔から帯は西陣織と言われ、西陣織のネクタイはその締め心地の良さに一度手にしたら手放せない逸品です。 -
動画記事 3:11
自衛隊初の国産ヘリコプターの華麗な飛行を楽しむ!明野駐屯地航空祭で見せた宙返りや急ターンは一見の価値あり!
乗り物- 35 回再生
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こちらの動画は「 jbanban」が公開した「「国産ヘリコプター OH-1 ニンジャ」陸上自衛隊 明野駐屯地航空祭2014」です。 こちらの映像は、陸上自衛隊明野駐屯地で開催された航空祭の記録です。 動画にある陸上自衛隊の観測ヘリコプターOH-1ニンジャは、川崎重工業によって製造されました。 侵略上陸したターゲットを低空から偵察して戦術を支援するのが、観測ヘリコプターの役割です。 観測中には静止する必要があるので、OH-1ニンジャには姿勢制御装置が搭載されています。 OH-1ニンジャは、あの人気映画「シン・ゴジラ」で、第三形態のゴジラを攻撃するために登場したことでも話題を集めました。 -
動画記事 21:18
鰻職人の総本山「入谷鬼子母神門前のだや」が伝承する匠の技「のだや流・うなぎの串打ち」
グルメ- 21 回再生
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鰻職人の総本山「入谷鬼子母神門前のだや」とは この動画は、「入谷鬼子母神門前のだや」の職人さんが、のだや流・うなぎの串打ちを教授していただける動画です。 「入谷鬼子母神門前のだや」は昭和28年創業の歴史ある名店です。 その母体である調理士会「野田屋東庖会」は1868年(明治元年)に創業。 江戸の昔から連綿と続く鰻・川魚調理の伝統の技を伝承し、関東一の鰻蒲焼専門店・日本料理店として多くの料理人を育成してきました。 1:29からはその「のだや」のうなぎの串打ちの種類の説明、4:57からは実際に串打ちの仕方を説明してくれています。 同じ鰻でも鰻の大きさや料理によって様々な串打ちの種類があり、その打ち方も匠の技法を駆使して打っていることがわかります。 ぜひ、皆さんもその歴史ある匠の技を動画でチェックしてみてくださいね。 -
動画記事 4:15
ミシュランガイド三つ星の日本料理店「祇園 さゝ木(ささき)」が作る桜香る「牛肉の塩釜焼き」とは
グルメ- 23 回再生
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ミシュランガイド三つ星の日本料理店「祇園 さゝ木(ささき)」が作る「牛肉の塩釜焼き」とは この動画は、京都・祇園にあるミシュランガイド三つ星の評価を受けた、日本料理店「祇園 さゝ木(ささき)」による、「牛肉の塩釜焼き」の料理動画です。 祇園 さゝ木は、1997年に祇園・先斗町でオープンし、祇園で一度移転を経て、2006年に老舗が軒を連ねる祇園に現在のお店をオープンさせました。 ミシュランガイドで三つ星を獲得した実力店です。 祇園 さゝ木が作る「牛肉の塩釜焼き」は、まず和牛に塩胡椒をして寝かせ、桜の葉で包みます。 卵白と塩を合わせた塩釜のペーストで周りを固め、ピザ窯で全体が色付くまで火を入れます。 塩釜を割ると湯気とともに桜の香りが香りたちます。 きれいに火の入った和牛に、焼いた筍を添えた「牛肉の塩釜焼き」、ぜひ動画でチェックしてみてください。 ◆祇園 さゝ木 店舗概要紹介◆ 【住所】京都府京都市東山区八坂通大和大路東入小松町566-27 【交通アクセス】京阪祇園四条駅より徒歩10分 / 阪急京都線 四条河原町駅より徒歩12分 【料金】30000円〜 【営業時間】【昼】12:00一斉スタート【夜】18:30~ 【定休日】日曜・第2月曜・第4月曜・不定休 【駐車場】無し 【電話番号】075-551-5000 【公式ホームページ】祇園 さゝ木 http://gionsasaki.com/ 【食べログ】祇園 さゝ木 https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26001863/ -
動画記事 16:37
福岡県にある芦屋基地航空祭の名物「イルミネーションフライト」を楽しむ!轟音と共に大空へと戦闘機が飛び立つ様子はカッコいい!!の一言。
乗り物 祭り・イベント- 19 回再生
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こちらの動画は「 j-sky on YouTube」が公開した「[4K] 芦屋名物 T-4 イルミネーションフライト 芦屋基地航空祭2018 航空自衛隊 / Ashiya Air Show 2018 - T-4 Illumination Flight」です。 航空自衛隊のトップガン集団といえば言わずと知れたブルーインパルスですが、ブルーインパルスが乗るT-4機は練習機でありながら航空自衛隊ではパイロットの育成に欠かせない純国産の機体です。 F15に比べると少し丸みを帯びたデザインをしていることから「ドルフィン」の愛称でも親しまれています。 航空自衛隊芦屋基地では毎年航空祭が開催され、T-4による展示飛行は芦屋基地名物なんですよ。 クライマックスはブルーインパルス(6機編成)でも行わない7機編成によるイルミネーションフライトです。 存分にご堪能ください。 -
動画記事 4:44
吉野杉の香りを楽しむ菊正宗の「樽酒」の歴史と作り方!江戸時代より愛されてきた香りの秘密を動画で紹介!
グルメ- 20 回再生
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吉野杉の香りを楽しむ菊正宗の「樽酒」の歴史と作り方 この動画は、菊正宗の樽酒の歴史や、樽作りの工程を説明をしている動画です。 日本酒が大きく広まった江戸時代、酒は樽に入れ、樽廻船と呼ばれる船で江戸へと運ばれていました。 上方から運ばれ「下り酒」として人気を博した灘の酒は、樽の中で自然と「杉の香り」がついた酒となっていったのです。 動画では、樽作りの工程を詳しく説明しています。 日本を代表する杉野産地、奈良県の吉野杉で作った樽に生酛造りの辛口の日本酒を注いで作った菊正宗の樽酒。 一度この香りを味わってみてください。 【公式ホームページ】菊正宗 https://www.kikumasamune.co.jp/ -
動画記事 10:00
東京・下北沢にあるベビーカステラ専門店「青いレンガ」。日本一のベビーカステラ職人が作る「ベビーカステラ」とは
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日本一のベビーカステラ職人が作る「ベビーカステラ」とは この動画は、日本一のベビーカステラ職人がいると言われている「青いレンガ」の職人さんがベビーカステラを作る様子を撮影した動画です。 青いレンガは世田谷区・下北沢に店舗があり、これまで様々なメディアに取り上げられています。 冷めても美味しい「青いレンガ」のベビーカステラは世田谷区から「世田谷みやげ」として認定されました。 動画では、北海道産の生クリームを使用した「生クリームフォンデュ」、ビターチョコと北海道産の生クリームで作った「生チョコフォンデュ」、それぞれのフォンデュにベビーカステラをディップしていただく様子を見ることができます。 日本一のベビーカステラ職人の早技を、ぜひ動画でチェックしてみてくださいね。 ◆ベビーカステラ専門店「青いレンガ」 店舗概要紹介◆ 【住所】東京都世田谷区北沢2-25-4 【交通アクセス】下北沢駅から44m 【料金】500円〜 【営業時間】11:00〜20:00 【定休日】火曜日 【駐車場】無し 【電話番号】03-5453-8711 【公式ホームページ】ベビーカステラ専門店「青いレンガ」 https://www.aoirenga.com/index.html 【食べログ】青いレンガ https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131802/13163692/ -
動画記事 2:40
ミシュランガイド三つ星の日本料理店「祇園 さゝ木(ささき)」が作る!夏の名残を感じさせる「スズキの皮ぱり 石窯焼き」とは
グルメ- 31 回再生
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ミシュランガイド三つ星の日本料理店「祇園 さゝ木(ささき)」が作る「スズキの皮ぱり 石窯焼き」とは この動画は、京都・祇園にあるミシュランガイド三つ星の評価を受けた、日本料理店「祇園 さゝ木(ささき)」による、「スズキの皮ぱり 石窯焼き」の料理動画です。 祇園 さゝ木は、1997年に祇園・先斗町でオープンし、祇園で一度移転を経て、2006年に老舗が軒を連ねる祇園に現在のお店をオープンさせました。 ミシュランガイドで三つ星を獲得した実力店です。 「スズキの皮ぱり 石窯焼き」に使われているスズキは出世魚で、セイゴ→フッコ→スズキと様々な名前を持つ白身の魚です。 スズキに合わせるのは万願寺とうがらし、そして付け合わせにはベビーコーンととうもろこしのかき揚げを添えています。 スズキは三枚おろしにして塩をし寝かせます。 串うちをしたスズキを石窯で焼き、万願寺とうがらしのソースを添えます。 石窯で焼いたスズキは周りはパリッと、中はしっとり半生状態となっており、そこに万願寺とうがらしの香りが伴い、奥深い味わいを出しています。 ぜひ、その調理の様子を動画でチェックしてみてください。 ◆祇園 さゝ木 店舗概要紹介◆ 【住所】京都府京都市東山区八坂通大和大路東入小松町566-27 【交通アクセス】京阪祇園四条駅より徒歩10分 / 阪急京都線 四条河原町駅より徒歩12分 【料金】30000円〜 【営業時間】【昼】12:00一斉スタート【夜】18:30~ 【定休日】日曜・第2月曜・第4月曜・不定休 【駐車場】無し 【電話番号】075-551-5000 【公式ホームページ】祇園 さゝ木 http://gionsasaki.com/ 【食べログ】祇園 さゝ木 https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26001863/ -
動画記事 4:06
久留米絣は素朴ながらも洗練された美しさで古くから親しまれてきた福岡県の伝統工芸品!世界を魅了する職人の手仕事による制作工程を動画で紹介。
伝統工芸- 54 回再生
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福岡県の伝統工芸品・久留米絣とは? 今回は日本の伝統工芸品の数々を紹介している「伝統工芸 青山スクエア」が公開した動画「手技TEWAZA「久留米絣」kurume pongee」を紹介します。 こちらの動画では静謐(せいひつ)の中、二人の久留米絣(くるめがすり)職人が作り出す、素朴ながらも幾何学的で美しい絣柄が描かれた着物ができるまでの制作工程が描かれています。 美しい柄の伝統工芸品の久留米絣とは? 写真:福岡県・久留米絣の作業風景 ところでこの福岡県南部の筑後地方一帯で製造されている久留米絣(くるめがすり)」という織物についてご存知の方は少ないのではないでしょうか? 久留米絣は19世紀の初めにかすれた古い木綿の端切れの糸をヒントにわずか12歳の少女が考え出した織り方と言われています。 現代では愛媛県松山市で作られる伊予絣、広島県福山市で作られる備後絣と並ぶ日本三大絣の一つと言われ、重要無形文化財にも登録されています。 久留米絣は綿絣なので、肌触りが優しく洗濯することも可能です。 したがって、着物だけでなく、ワンピースなどの洋服やマスクなどの小物にも使われています。 また絹製の着物とは違い庶民性が高い絣(かすり)の反物は戦後までモンペなどの普段着にも使われていました。 福岡県南部の伝統工芸品の久留米絣の作り方 写真:福岡県・久留米絣の糸 今回の動画で登場する久留米絣のブランド「儀右衛門」のデザイナー兼職人のお二方による手作業による久留米絣の製作工程を、動画に沿って紹介していきたいと思います。 ・絵糸書き(動画 0:40〜) 絵糸とは織り上げたときに「柄」となる糸のことです。 絵糸になる糸を固定し、デザイナーは図案に合わせて丁寧に手で糸に墨入れをしていきます。 ・括り(動画 1:15〜) 絵糸の柄の部分に紐を括り付け、染めた後に柄が残るようにする重要な工程です。 ・染め(動画 1:43〜) 基本的には藍染めが用いられます。 藍染めにすることで綿織物は防虫・防臭効果と生地の強度が高まります。 ・絣解き(動画 2:39〜) いよいよ括りを解いて柄がきちんと浮き出ているかを確認します。 ドキドキする瞬間ですね。 ・織り(動画 3:10〜) 完成した糸を反物に仕上げていく工程です。 反物とは着物の生地のことで着尺は織幅が1尺(約38㎝)になります。 福岡県南部の伝統工芸品の久留米絣の歴史 久留米絣を考え出した12歳の少女とは筑後国久留米通外町(現在の福岡県久留米市)に生まれた井上伝さんです。 綿織物の基本的な柄である「絣」の技術は琉球を経由して九州や四国に伝わったというのが定説です。 今回の動画で紹介しているのは久留米絣の藍染め手織りですが、他にも藍染動力織り、タテヨコ絣、ヨコ絣、脱色絣、つまみ染め、立絣などの技法があります。 福岡県南部の伝統工芸品の久留米絣紹介まとめ 写真:福岡県・久留米絣 藍染の久留米絣の魅力はなんといっても、その美しい柄と着込むほどに味わいが増す風合いだと言われています。 自宅で洗濯することが可能で、洗うほどに柔らかくなり肌になじむので、伝統工芸品でありながら日常遣いしたくなる逸品ですね。 今回紹介した「儀右衛門」のアトリエでは久留米絣の作品をオンライン販売もしています。 気になった方は公式ホームページでご確認ください。